新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、学校や会社が閉鎖され、自宅作業の「テレワーク」を導入する組織も増えてきた。そこで活躍したのが、オンラインでミーティングを行えるアプリである「ZOOM(ズーム)」であろう。
背景の壁紙を自由に変えられる機能が付いており、さまざまな「ネタ壁紙」が話題になった。

 ネット上で話題を集めたのが、『進め! 電波少年』(日本テレビ系)風の壁紙である。この番組では、宮殿風のCGをバックに出演者が顔だけ出演していた。ズームでも、それに近いレイアウトが再現できるため、「何だか出演してるみたい」「このネタわかるかどうかで世代が分かれるな」といった声が聞かれた。このほか、テレビ番組系では、『笑点』(同)の「大喜利」、『徹子の部屋』(テレビ朝日)、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」のゲスト風など、さまざまなネタ壁紙も見られた。確かにこうした番組は、30~40代以上にとってビビッドな内容と言えるかもしれない。


 さらに、マニアックなところでは「例のプール」も登場。これは新宿に実在する撮影スタジオの一部であり、セクシービデオに頻繁に登場することから話題となっていた。かつて、俳優の石坂浩二が住んでいたといった噂がネットで流れていたが、実際は映画監督の市川崑(故人)の住居であったようだ。
 「例のプール」のフレーズに触発されたのか、パソコンショップのソフマップも、オフィシャルツイッターで“「ソフマップ壁紙(例の壁)」をご用意しました”と、記者会見などのバックに登場する企業名の書かれた壁紙をアップロードし、話題となった。

 「ネタ系ズーム壁紙」では、世代論や個人の好みはもとより、無機質なネット会議の場を楽しくしようとする遊び心が見えるかもしれない。

記事内の引用について
ソフマップのオフィシャルツイッターより https://twitter.com/sofmap_official/