日本で発生した凶悪な電車爆破事件、容疑者に上がったのは当時6歳の爆弾マニア?【未解決事件ファイル】

日本で発生した凶悪な電車爆破事件、容疑者に上がったのは当時6歳の爆弾マニア?【未解決事件ファイル】
 1967年6月18日、兵庫県神戸市の山陽電鉄本線を走る電車内で爆破事件が発生した。乗客のうち、2名が死亡、29名が重傷を負う大惨事となった。1960年代には類似の爆破事件が多発しており、警察は同一犯の可能性も視野に入れて捜査を開始したが、結局犯人を捕まえることはできなかった。

 事件が起きたのは、電車が山陽電鉄本線電鉄塩屋駅(現・山陽塩屋駅)に停車した瞬間だった。時刻は14時05分、網棚に置かれていた荷物が突如爆発した。近くにいた乗客の女性は即死し、駅構内にも電車窓のガラス破片が飛び散るほどの威力だったという。

 警察の捜査によると、爆発が起きた荷物には時限式起爆装置が仕掛けられていたそうだ。塩素系カリウムと硫黄の混合物による火薬が使用されており、犯人は爆発物の製造に詳しい人物であると推測された。

 ​>>239人を乗せた旅客機が突然の失踪、1年以上残骸すら見つからなかった事故の理由は【未解決事件ファイル】<<​​​

 当時は学生紛争が盛り上がりを見せており、暴力革命を目標とする過激派集団の爆破事件が多発していた。この事件が起きる半年前にも同じ神戸市にある大丸デパートで爆破事件が起きたばかりだった。女性清掃員がトイレで紙袋に入った爆弾を発見し、掃き出そうとしたところ爆発したという。幸いにも、女性清掃員は顔に軽いけがを負っただけで済んだ。大丸デパート爆破事件の現場には「ウルトラ山田」を名乗る人物からの脅迫状が残されていたそうだ。この2つの事件は爆弾の構造が類似しており、警察は同一犯の可能性を疑っていたという。延べ8万7千人の捜査員が投入される大捜査が展開されたものの、結局犯人の特定には繋がらず、山陽電鉄爆破事件は1982年に公訴時効が成立した。大丸デパート事件の犯人も未だ捕まっていない。

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2021年1月9日の社会記事

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