オリックスは24日、大阪府の緊急事態宣言の発令に伴い、発令期間中に予定されているパシフィック・リーグ公式戦主催試合の全てを無観客で実施することになったと発表した。同じく、発令期間中に予定されているウエスタン・リーグ(ファーム)公式戦主催試合についても無観客で実施する。
既に23日から前売りチケットの販売を止めている。

 また、政府から大阪府に加えて兵庫県へ緊急事態宣言が発令されたことを受け、球団直営店「Bs SHOP」と「B-WAVE」では、4月25日(日)より当面の間、臨時休業となった。担当者は「お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。なお、公式オンラインショップにつきましては、通常営業をさせていただきます」とオンラインショップを推奨。「Bs SHOP」に関しては、京セラドーム大阪の2階に入店していることから、試合開催日に京セラへの入館を防ぐ狙いもあるのだろう。
 
 オリックスではこれまで「まだ何も言われてないので、緊急事態宣言の発出を受けてから対応することになる」としていたが、昨年の開幕時から当面の間、無観客試合を行った時と同じ対応を取ることを判断した。
現時点では、4月27日~29日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦、4月30日~5月2日の福岡ソフトバンクホークス戦を無観客試合にすると発表しており、緊急事態宣言が延長されれば5月14日~15日に兵庫・ほっともっとフィールド神戸で行われる楽天戦、16日に京セラドームで行われる楽天戦も微妙なところだ。なお、同11日に東京ドームで日本ハム主催のオリックス戦も無観客の見込みである。

 オリックスでは、ソフトバンク戦でゴールデンウィークに開催のキッズ向けイベント『Bsオリっこデー』を企画しており、こどもたちに人気のスペシャルゲストの来場や、特別始球式、オンライントークショーなども予定されていた。また、バファローズの選手たちはホームユニフォームの背ネームをニックネームにして戦うとあって、ポスターが掲載されると反響が多く寄せられていた。ユニフォームは全選手分作られているだけに、「イベントに関しては後日発表」としているが、今回が流れても違う機会でお披露目される可能性は高い。

 パ・リーグでは、現時点でオリックスだけが無観客の中、試合を開催しなければならないのは酷ではあるが、画面を通じて応援しているファンにパワーを与えるような試合を期待したいところだ。


(どら増田)