日本でもちょっとしたことで店にクレームを入れるいわゆる「クレーマー」と呼ばれる人はいるが、海外では、マクドナルドのチキンナゲットのソースがなかったことに腹を立て、店に脅迫電話をかけた男がいる。

 アメリカ・アイオワ州で、42歳の男がマクドナルドでチキンナゲットを購入するも、ナゲットについているはずのソースがついていなかったことで店に爆破するなどといった内容の脅迫電話をかけたと海外ニュースサイト『New York Post』と『THE Sun』などが6月29日までに報じた。


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 報道によると、男はとある日の夕方、マクドナルドでチキナゲットをテイクアウトで購入したという。男は購入後、持ち帰ってチキンナゲットを食べようとしたところ、チキンナゲットについてくるはずのソースがないことに気づいた。本来、マクドナルドでチキンナゲットを購入すると、別の容器でディップソースがついてくるが、従業員がソースを入れ忘れたと見られている。男はソースがついていないことに腹を立て、自身が購入したマクドナルドの店舗に電話した。男の電話に店舗の従業員が応じると、男はチキンナゲットにソースがついていなかったことに対する不満を言い、店を爆破して従業員らを殴ると脅したという。

 店側はすぐに警察に通報し、警察が店鋪に到着。
警察は脅迫電話をかけた電話番号を何らかの方法で割り出し、男に電話をかけた。警察が男に電話をかけると、男は電話に応じた。警察が電話で男にマクドナルドに脅迫電話をかけたか問うと、男は犯行を認めたという。男が自宅の電話から電話をかけたのか、スマートフォンから電話をかけたのかは不明である。

 犯行を認めたことで、男は爆発物を使用するなどの虚偽で脅迫をした罪などで逮捕された。なお、男は保釈金を支払い、翌日保釈されている。
保釈金の額は明かされていない。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「男は馬鹿すぎる。ナゲットにソースがついていなかっただけでここまでするか。いい歳して恥を知るべき」「逮捕は妥当だし、男も逮捕されると分かっていたはず。こんなことで逮捕されるなんて馬鹿げていると自分で思わなかったのか」「脅迫を受けた従業員らは怖かったことだろう。実際に被害がなくてよかった」「男は薬でもやっていたのではないかと疑ってしまう」「自分の身元が分かる電話番号から電話するなんて間抜けすぎる。
すぐに罪を認めているようだし、本当に一時の怒りで行動に出てしまったのだろう」などの声が挙がっていた。

 些細なことで腹を立て、必要以上の行動に出てしまうことはあるかもしれないが、度を越すと犯罪となり逮捕に至ることもあるだろう。

記事内の引用について
「Man accused of threatening to blow up McDonald’s over missing dipping sauce」(New York Post)より
https://nypost.com/2021/06/28/man-threatened-to-blow-up-mcdonalds-over-dipping-sauce/
「FRY TEMPER Iowa man, 42, ‘threatens to BOMB McDonald’s after restaurant forgets dipping sauce for his chicken McNuggets’」(THE Sun)より
https://www.thesun.co.uk/news/15427181/iowa-man-threatens-bomb-mcdonalds-dipping-sauce-chicken-mcnuggets/