同日午後2時35分ごろ、被害者の部屋の非常ブザーが鳴り、従業員が駆け付けた。マスターキーで解錠して入室したところ、血まみれになっている被害者が発見された。発見当時は意識があり「助けて」などと漏らしていたが、間もなく死亡した。
>>女子中学生を襲ったのは何者? 被害者の状態から見える犯人の異常性と噂【未解決事件ファイル】<<
強い殺意のある人物による他殺の可能性が高いが、被害者の男性が過ごしていた部屋周辺は、他の利用客の通行も多く、誰にも目撃されずに犯行に及ぶことは難しい。
そのうえ、現場となったカプセルホテルは、各個室に扉が付いたタイプであり、当時室内は内側から鍵がかかっていた。状況から見るに他殺は非常に難しく、犯人がどのように被害者の室内へと侵入し、犯行に及んだ後に出ていったのかは分からなかった。しかし、被害者の腹部は8センチにも及ぶ深さで裂かれており、内臓がはみ出るほどの状態。自殺とは考えにくい状態であった。
なぜ、腹部を裂かれていたのか、理由は定かではないが「あえて残忍な犯行をして関係者へ何らかの警告をしたかったのではないか」といった憶測がネット上で挙がっている。実際、被害者は暴力団との関係もささやかれており、プロによる犯行では?という噂も少なくない。カプセルホテル内の防犯カメラ等にも不審人物の様子は映っておらず、「一般人に扮して殺害した可能性」が高い。