11月10日、「六星占術」で人気を集め、2000年代にはテレビ出演も数多くこなし「お茶の間の人気者」でもあった占い師の細木数子さんが同8日に呼吸不全のため、東京都内の自宅で亡くなっていた事が明らかになった。

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 2004年から2008年にかけて、『ズバリ言うわよ!』(TBS系)『幸せって何だっけ~カズカズの宝話~』(フジテレビ系)と2本のメイン番組を持ち、改変期には数多くの特別番組も担当。
2006年には『幸せって何だっけ』が最高視聴率20.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、人気タレントの一人であった。

 『ズバリ言うわよ!』は、主に芸能人のゲストの人生相談となっており、多くの有名芸能人が出演。さらには司会進行に当時、売り出し中のくりぃむしちゅーがいた事などから、芸人が細木さんに相談するコーナー「芸人直談判」も好評を得た。

 だが、戦前生まれ(1938年)である細木さんには、2000年代当時のお笑いはあまり理解出来なかったと思われ、かなり迷走(おさるの「モンキッキー」やX-GUNの「丁半コロコロ」などは「芸人直談判」がきっかけである)していた事も否めなかった。

 そんな細木数子VS芸人で「伝説的」となっているハプニングが、2005年8月9日放送のレイザーラモンHGへの激怒事件だ。

 当時、大ブレイクしていたレイザーラモンHGは、得意のハードゲイキャラを細木さんの目の前でも実演。
腰を振るHGに、細木さんは「よっぽど欲求不満なんだね」「ハードゲイって何よ」と一蹴した後は一切、HGを直視しようとせず、「こんな慇懃無礼(いんぎんぶれい)な人は観ない(占わない)」「気持ち悪い」と拒否。さらに、HGが「私を否定するという事は私のお父さんそして……」と言いかけた時、「お父さん」というワードにカチンと来たのか、「ちょっと待ちなさい!私がアンタを否定してるんじゃない! アンタが私を否定してるんだ!」と大声で怒鳴った。その後、なんとか占いは続行し、HGの悩み(自分の芸の方向性はこれで合ってるか?)に対し、「あなた自身が心定まってないね」と鑑定し、「アンタは自分の芸に一生懸命で、相手の話を聞こうともしない」とHGの欠点を突き、強制終了となった。

 この「細木数子VSレイザーラモンHG」は全くブレなかったHGの肝の据わり方、そして明らかに怒っている細木さんの言動から「伝説の回」となり、細木さんの訃報が流れた際、レイザーラモンHGとの緊張感溢れる一夜を思い出したテレビファンは多かったようだ。