4月3日に放送された日本テレビ系のバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で「ナマズバーガー」が話題になっている。

 この日の『鉄腕DASH』は全国にいる外来種をおいしく食べる人気企画「グリル厄介」を放送。
今回捕獲するのは昭和末期から茨城県霞ヶ浦に生息しているという外来種「アメリカナマズ」。手当たり次第に生き物を捕食する習性から「爆食プレデター」とも呼ばれているという。

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 TOKIO城島茂や関ジャニ∞・横山裕らが四万十川の伝統漁法「ガラ曳き漁」でアメリカナマズを捕獲。一行はアメリカナマズをおいしく料理し「茨城の新ご当地名物」にするために茨城県笠間市にある常磐自動車道・友部サービスエリアのレストランに、捕獲したアメリカナマズを持ち込み調理してもらうことに。

 アメリカナマズは生き物を泥水ごと丸飲みするため身が泥臭くなっていた。臭みを感じさせない調理法をシェフが考え、その結果編み出されたのがアメリカナマズをから揚げにしたハンバーガーだった。
「ナマズバーガー」に舌鼓を打った城島らはメニューの出来栄えを絶賛した。

 一方、ネットでは「ナマズバーガー」に関して厳しいツッコミが相次いでいた。

 今回「新ご当地名物」として考案されたアメリカナマズのハンバーガーは同じく霞ヶ浦に面する行方市において2009年頃から「行方バーガー」の名称で、ご当地名物として販売されていたのである。

 ネットでは「ナマズバーガーってもうあったよね?」「行方市で売ってた気がする」「既にあるよ」といったツッコミが相次いだ。

 一応、番組で考案されたナマズバーガーは茨城名物の納豆をアクセントにするなど差別化を図っていたが、ほぼ同じ商品が近くの市で売られている以上は「茨城の新ご当地名物」として浸透を図るには難しい面もあるかもしれない。

 また、実は「ナマズバーガー」の登場も『鉄腕DASH』では2度目だ。
2018年7月に企画「DASH海岸」で、城島が東京・江戸川で捕獲したアメリカナマズをフライにしたオリジナルレシピ「アメリカナマズバーガー」を既に食べていたのだ。

 たった4年前に放送された内容ということもあり、江戸川のナマズバーガーを記憶していた視聴者たちは「ナマズバーガーって前もやらなかったっけ?」「城島は前に食べているでしょ?」といった声もあった。

 城島が4年前の味や内容を忘れていた可能性もあるが、行方市のナマズバーガーの件もあり、「単に番組のリサーチ不足では?」といった冷ややかな声もあるようだ。

 ロケも大事だが、事前調査ももっと大事ではなかろうか……。