問題となっているのは、横綱・照ノ富士対大関・御嶽海戦の終了後に飛び出た発言。照ノ富士が勝てば自身7回目の優勝、御嶽海が勝てば4名(照ノ富士、小結・大栄翔、平幕・隆の勝、平幕・佐田の海)での優勝決定戦に突入という大一番だったが、立ち合いすぐに両まわしを得た照ノ富士が危なげなく御嶽海を寄り切り優勝を決めた。
取組終了直後、北の富士氏は完敗を喫した御嶽海に対し「こんなもんか。気迫が違ったね」と笑い混じりにコメント。また、この後中継でリプレー映像が流された際にも「反対だね形が。大関がこうならなきゃいかん。(照ノ富士が)絶対負けないっちゅう体勢だ」と、何としても横綱を倒すというような気迫が全く見えなかったと苦言を呈した。
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北の富士氏のコメントを受け、ネット上には「御嶽海へのリスペクトに欠ける発言に聞こえた」、「いくら不満でも『こんなもんか』なんて言い方はないだろ」、「御嶽海のことをあからさまに馬鹿にしてて不快」と批判が寄せられた。
一方、「北の富士だけじゃなく、結構な数のファンが『こんなもんか』って思っただろうな」、「カド番に転落した理由がよく分かる覇気のない相撲だった」、「鼻で笑われるのも当然、それくらい今場所は今日も含めて酷かった」といった同調の声も多数見られた。