お笑い芸人の解散発表はいつの時代にも起こるものだが、2022年は中堅クラスの芸人の解散が多く見られた年と言えるだろう。

 松竹芸能所属のオジンオズボーンは2022年内での解散を明言している。
芸人によくある解散後の事後報告ではなく9月にYouTube内で解散を発表するスタイルが取られた。理由は高松新一が芸能界引退の意向を発表したためだ。相方の篠宮暁は『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)のモニター横芸人として活躍し、明石家さんまにハマった芸人の一人となっていたが、それでも完全なるブレークにはつながらなかった。

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 ワタナベエンターテインメント所属の笑撃戦隊は9月いっぱいでの解散を宣言。『M-1グランプリ』(朝日放送制作・テレビ朝日系)では3度準決勝進出、『THE MANZAI』(フジテレビ系)では2度、認定漫才師に選ばれるなどしたが解散の道を選んだ。ツッコミの野村辰二は、ものまねを得意とする女芸人のやしろ優の夫として知られる。
当然ながら芸人としての知名度や収入はやしろの方が上であり、「ヒモ夫」キャラとしても知られた。現在も双方ピン芸人を続けているので、ブレークに期待したいところだ。

 吉本興業所属のピスタチオは、意表を突く「白目漫才」でブレークするも5月いっぱいをもって解散。ツッコミの小澤慎一朗は芸人を引退。吉本興業に所属しながら、保育士の資格取得をめざしている。もともと子ども好きなこともあって、芸人よりも新しい道をめざそうと考えたようだ。


 松竹芸能所属のうしろシティも4月末で解散。ツッコミの阿諏訪泰義は、松竹を退社し個人事務所を設立。キャンプ系動画をアップするYouTuberとなり、ヒロシとも共演している。ネットの世界へ進出し、ニッチな分野で食いぶちを確保するのは、これからの芸人の一つの生き方と言えるかもしれない。

 ここに取り上げた芸人は、いずれもテレビなどで名前やネタを目にしたことがあるレベルだろう。それでも解散せざるを得ないあたり、やはりお笑いは厳しい世界なのだと思わせる。