2023年3月2日、宗教法人『幸福の科学』の教祖、大川隆法氏が亡くなった。享年66歳。


一説によると幸福の科学の総資産は2000億円もあり、生前から後継者争いがあったというから「まさか暗殺?」とも想像をたくましくしてみたが、教団からの死因の公表はまだない。

『幸福の科学』の信者数は、公称1100万人、創価学会よりも信者数は多いと自称している。

実際の信者数はどれくらいだろうと思い、いろいろ調べてみた。幸福の科学は『幸福実現党』という政党を持っており、2022年の比例区合計得票数は約15万票であった。

と、すると信者実数はこれより数万票ほど少ないくらいかと思っていると、あるメディアが教組大川隆法氏の元妻大川きょう子氏と、離婚騒動さなか(2012年前後)の、きょう子氏によると「活動的な信者は3万人程度」であるという。

しかしその後信者数は激減しているという情報もあり、大川隆法氏の長男大川宏洋(ひろし)氏によると、現在の活動的な信者実数は1万3000人程度であろうとのこと。
まあガーシーでも30万票とったから15万票くらいは集められるのかもしれない。

どうも大川隆法教組存命中から、信者数は急速に減っていたようだ。実際、SNSを通して元信者さんに聞いて見ると、「新しい信者はほとんど入ってこない。いまの信者は新宗教ブームの80年代90年代の人ばかり」ということらしい。

80年代90年代は、オカルトや精神世界が流行っていた時代である。大川隆法氏も、霊からのメッセージを伝えるということで、当時の若者たちの心を掴んだのだろう。


そしてこの時代に幸福の科学に入信した信者たちがずっとこの宗教団体を信じ、支えてきたということだろう。大川教組の著作を大量に買い、周囲や知人に配る。

大川教組の著作といえば「守護霊の霊言」などで、実に多くの本を出版している。その数はなんでも合計3100冊以上だそうな。大川教組の著作活動は1985年からなので、年間81冊のペースで描き続けたということになる。

その著作を信者たちが買って配るそうなのだが、それだけでも信者にとってそうとうな経済的負担になると思う。


さてそんなカリスマ教組亡き後、教団はどうなるのか? 前妻のきょう子氏には5人の子どもがいるが。1人を除いて教団からは離れているらしい。

教団に残っているのは、長女の咲也加氏のみであり幸福の科学職員で次期総裁候補であったが、大川教組が亡くなる直前に神戸支部に左遷されたそうだ。

どうも大川教組の2番目の夫人であった大川紫央氏との後継者争いに敗れたらしい。

左遷されたとはいえ、長女の咲也加氏は幸福の科学を辞めたわけではなくまだ職員である。後継者争いはまだまだ終わりそうにない。


プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。