ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンが世界一を奪還し興奮冷めやらぬ中、プロ野球のペナントレースが3月31日(北海道日本ハムファイターズと東北楽天ゴールデンイーグルスのみ3月30日)に開幕した。オリックスは、今年も鬼門であるベルーナドームで開幕した。


【2023オリックス・バファローズ戦績 3.31-4.1】
対 埼玉西武ライオンズ
埼玉・ベルーナドーム
3.31
○オリックス(山下)3-2(高橋光)埼玉西武●
4.1
○オリックス(山崎福)9-2(エンス)埼玉西武●
4.2
●オリックス(山岡)1-4(平良)埼玉西武○

※カッコ内は先発投手。
※2勝1敗の2位タイ。1位の福岡ソフトバンクホークスとは1ゲーム差(2023.4.2現在)

 エース山本由伸と、左のエース宮城大弥をWBCに派遣したため、例年であれば初戦と第2戦を任せられる存在の2人をローテーションから1回飛ばすことを判断。高卒3年目でプロ初登板の山下舜平大が開幕投手の大役を務めた。

 山下は5回1/3を投げ、被安打4、奪三振7、失点1という好投で首脳陣の期待に応える。この日勝ち星はつかず、登録も抹消されたが、引き続き一軍に同行する予定だ。


 降板後に山下は「一軍のマウンドで、特にビジターで投げるのはとても雰囲気があったんですが、ここまでオープン戦でやってきたことを出すだけだと思って、マウンドに上がっていました。イニングを投げ切れなかったところや、タイムリーを打たれてしまったところの初球の入り方という部分は、改善していかなければいけませんが、途中からストレートの使い方を修正していけたところはよかったですし、そういった部分を次に活かしていきたいです」と自身の投球を振り返っていた。

 この好投が森友哉の同点ソロ、宗佑磨の勝ち越しソロにつながり、オリックスが開幕戦を白星で飾っている。

 続く第2戦は、先発の山崎福也が4回を投げ、被安打8、失点2とピリッとしなかった。
 本人は「4回がすべてです。全体的に甘く入ってしまったことで、打ち取ったと思った打球でも、ヒットになってしまったんだと思います。
序盤に打線がたくさん点を取ってくれていただけに、もっと長いイニングを投げられるように、4回の連打のところを反省しなければいけません」とくちびるをかんだ。

 だが、初回に杉本裕太郎が先制2ラン。打線がつながり2連勝を飾った。
 杉本は「(中川)圭太が頑張ってつないでくれたので、僕も後ろにつないでいこうという気持ちで打席に入っていました。(感触は)ちょっとすったのでどうかな?と思っていたんですけど、なんとかぎりぎりスタンドに入ってくれてよかったです。開幕してすぐにヒットを打ちたいと思っていましたし、今年は2試合目で打つことができてよかったです。
(ファンの声援は)すごくうれしいので、これからもよろしくお願いします。この2試合、いい形で入ることができたと思いますので、しっかりと切り替えて明日も勝てるように頑張ります」と語った。

 中嶋聡監督は「ラオウに一発出たことでいい流れになったと思います。圭太も非常にいい感じで打席に入ることができていますね。若月(健矢)は調子がいいですし、いろんな使い方ができると思います。福也は悪くなかったんですけどね。
連打を止めるときにゾーンの中に入ってきていたので、それが課題ですね。あれ以上詰められたら雰囲気が変わると思いましたので代えました。(打線は)最終回にダメ押しできましたけど、中盤はあまりいい攻撃ではなかったですし、まだまだミスがありますので、そこは反省です。一つ一つしっかり消していきたいと思います。いつも打てるわけではないですし、そこでなんとかしようという気持ちがつながって点が入っていると思いますので、継続できるようにしていきたいと思います」と振り返っていた。

 第3戦目こそ落としてしまったものの、勝つべき試合をしっかり取れたのは大きい。
4日からは本拠地、京セラドーム大阪で6連戦を行う。

(どら増田)