ジャニーズ事務所創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏に関する性加害報道に注目が集まっている。イギリスの放送局BBCが性加害を取り上げたドキュメンタリーを放送したほか、元ジャニーズJr.岡本カウアン氏が記者会見を開くなど、さまざまな動きが見られる。


 これまでジャニー氏に関する性加害疑惑は『週刊文春』(文藝春秋)を始め、一部のメディアが報じるに留まっていた。これはジャニーズ事務所に対する各メディアの“忖度”が背景にあると言われている。

 このほかジャニー氏に関する疑惑は、これまで暴露本という形で告発されてきた。その元祖的存在と言えるのが、1988年に発売された『光GENJIへ:元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)だろう。本書は“全裸監督”ことセクシービデオ監督の村西とおる氏が元フォーリーブスの北公次氏(2012年没)を説得し、書かせたと言われる。本書では、北氏がジャニー氏のお気に入りであり、寝ている間に性加害を受けた様子が赤裸々に記されている。


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 1996年には、元ジャニーズJr.の平本淳也氏が『ジャニーズのすべて』(鹿砦社)と題した3部作を発表。それぞれ「少年愛の館」「反乱の足跡」「終わりなき宴」と題されている。平本氏は19歳まで事務所に所属し、田原俊彦近藤真彦少年隊らのバックダンサーを務めていた。ほかの暴露本に比べて、内容はマイルドな内容となっている。平本氏自身は性加害に関しては未遂だったようだ。平本氏はジャニー氏のお別れの会にも参列したほか、今回のBBCのドキュメンタリーにも出演している。


 2005年には、同じく元ジャニーズJr.だった木山将吾氏が『SMAPへ:そして、すべてのジャニーズタレントへ』(同)を出版。帯には「僕はジャニー喜多川の愛人だった」なる生々しいフレーズが踊る。木山氏は15歳でジャニー氏に見出され、2年ほど在籍したとされる。在籍したのは1980年代中盤であり、光GENJIのメンバー候補でもあったようだ。ジャニー氏から継続的に性加害を受けるも、周囲から「我慢しなきゃ」と言われていたとも暴露している。

 このほかにも同様の暴露本が複数存在する。
北氏や木山氏の著作に限らず、一連の暴露本に記される性加害の手法は、寝ている間に襲われる点など共通項もあり、一定の信憑性はあると言えるかもしれない。