補選で安倍元総理の弔い合戦となった山口4区。安倍元総理の後継として現れたのは、元下関市議の吉田真次氏。
対抗するのは立憲民主党が推す元参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏であった。結果は

吉田真次5万1961票
有田芳生2万5595票

有田氏はダブルスコアの大差で負けた。ところがこの有田氏の選挙中からいまに至る発言が物議を醸しだしている。

有田氏が選挙中に「この下関って統一教会の聖地なんです。(中略)統一教会と深い関わりを持った国会議員、地方議員がこの山口を含めて何もなかったかのように活動している。こんな現実を皆さん変えていかなければなりません」

と発言し、これに対し下関出身のタレント田村淳氏が

「地元下関が統一教会の聖地だって!?聖地って、(中略)僕は支持政党無しだが、下関がカルト教団の聖地という印象操作をした事にムカついているし、有田芳生氏やその発言を支持した議員を心から軽蔑します。
下関はそんな街じゃない」

とツイート。田村氏のツイートに元おニャン子クラブの国生さゆり氏も

「淳くんの怒りは理解できる。根拠なくヨシフさん『聖地』とか言っちゃった訳だし、軽蔑するよ。考えなしにそういうこと口するする人、どこにでもいるよね。かけがえの無いものを独りよがりでけなす人。ノリで言っちゃうダメ人。
選挙中なんのに軽率過ぎる。そんな事も考えられないほど、お花畑なのかな」

と批判すると、有田氏は

「統一教会裁判の弁護士から、僕が相談していないのに、名誉毀損にあたり、認定されるはずだから、訴訟を検討したらとメールが来ました。熟考します」

と、裁判も辞さない構えを見せた。

まず、有田氏の下関は統一教会の聖地発言は「もともと統一教会幹部の発言」とのこと。それならば、まずそのことについて言及しないと「下関は統一教会の町」と誤解されても仕方がない。

有田氏の発言は、立憲民主党のHPに掲載されているが、そんな言及はなされていない。

(ちなみに立憲民主党公式アカウントでは、有田氏のツイートをリツイートしていたが、なぜかすぐに削除された)

そして国生さゆり氏への「訴訟検討」は、元参議院議員のような権力に近い人が、口に出すと脅しとも取られかねないので、いかがなものか。

それにしても有田氏が「下関は統一教会の聖地」という、信者しかしらないようなことを、それもネガティブなイメージを全国に広めてしまったのは事実だ。

下関出身の田村氏もそのことを怒っていたのだ。有田氏はこれをどう思っているのだろう?
有田氏はまず下関市民に謝るべきなのではないだろうか?

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。

2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。