5月10日に立憲民主党の両院議員懇親会が行われ、泉健太代表が「次の衆院選で150議席を獲得できなかったら代表を辞める」という趣旨の発言が話題になった。

立民は2021年の総選挙で、109議席から96に議席を落とし、その責任を取り枝野氏は代表を辞任した。


枝野氏辞任後に新代表となった泉健太氏であるが、2022年の参議院選挙で立民は敗北。

2023年の補欠選挙でも衆参すべての公認候補が落選と、国政選挙では負け続けてきたため、若手議員から泉代表に「本気でやってくれ」「次期衆院選で200人以上の小選挙区候補者を立ててくれ」と、突き上げをくらっていた。

立民執行部としては、これまで「150選挙区で互角ないしそれ以上の戦いができる状況をつくり出す」というのが目標だったのだ。

それが200人以上擁立し150人当選が目標となったのであるが、泉代表からはそのための戦略などは出ていない。

立民のベテラン議員からは「目標が高すぎる。撤回すべき」という声が相次いだ。
普通誰でもそう思う。いまは自民の復調、維新の躍進、立民は凋落中なのだ。

そんな中だから現状維持でもよしとして、前回持っていた議席109をいくつかでも上回ればマスコミも大勝利として報道するはずだ。

辞任問題が話題となったせいか泉代表は12日のツイッターで「出來なかったら辞任。という発想ではなく、立憲民主党の議席を伸ばすという決意と覚悟を示しました」と説明。

するとこのツイートに対して蓮舫氏が「その場に伝わったとは思えないですが、こういう弁明はどうなのか」と、泉代表の発言に皮肉とも批判ともとれるツイートをした。


蓮舫氏はこの前の懇親会で「代表の指示が補選に、成果も結果も出ていなかった。一番変わらないといけないのは代表の認識」と噛みつき、泉代表が「家に帰ってよく考えます」と返答。

すると、さらに蓮舫氏はツイッターで「お家に帰って、よく考えて、終わりでは困りますね」と、ケンカ腰の返答をしたのだ。

自分の党代表に対して、ツイッターという公の場でありながら、よくこれだけ攻撃的な態度を取るなと逆の意味で関心する。

さらにこのツイッターに対し泉代表は「なぜ同じ党の仲間であり、幹部経験者でもあるのに、こんな投稿をツイッターでされるのですか?やめませんか」と、あきれたようにつぶやき、その後泉代表はこのツイートを削除している。

蓮舫氏は、泉代表の足を引っ張ることに夢中で、立民の支持率やイメージなどどうでもいいのであろう。
しかしこういったことは、ツイッターという誰でも読める場ではなく、内部で話し合うのが常識だ。泉代表と蓮舫氏のツイッター問答は報道もされ、これで立憲民主党の印象が良くなったという人は、おそらく皆無であろう、

はたして泉代表は目標の150議席を取るとか以前に現在の96議席を守れるのだろうか? いっそ党を割って国民民主党あたりと合流したほうがいいのでは? と思えてしまう。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。
2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。