岸田内閣の支持率が下がり続けている。19日・20日にANNが調査した世論調査によると、岸田内閣を「支持する」と答えた人は33.4%。
4カ月連続で下落中だ。

来月中旬あたりで検討されている内閣改造で、支持率回復を狙いたいが、現状ではなかなか難しそうだ。

ANN世論調査によると、自民党の政党支持率は39.4%、40%割れは2020年5月の調査以来で、内閣だけではなく自民党もいま人気がない。

一方、野党はというと、やはり支持率は伸び悩んでいる。解散総選挙をにらんで野党共闘をやりたいところだが、代表選が行われている国民民主党の玉木代表は、立憲民主党に対し「共産党と組んでいるような政党とは協力しない」とし、前原代表代行は「非自民・非共産での野党協力」と、どちらにしても立憲民主が共産党と選挙協力をすれば、立憲民主と国民民主は組むことはなさそうだ。

唯一支持率が10%を超えている日本維新の会の馬場代表は、野党第1党目指して独自候補を擁立する方針で、共産党に対しては「なくなったらいい政党」と手厳しい。


立憲民主の泉代表は「次の選挙で野党間の候補者調整を進めていきたい」としているが、共産党の志位委員長は「(政策合意を含む)【本気の共闘】が必要」、小池書記長は「選挙協力ではない候補者調整は受け入れない」と、立憲民主に対して共闘じゃないと、候補者調整しないよという構えだ。

立憲民主としては、議席欲しさにこれ以上共産党と組めば、他の野党からますます距離を置かれ、かといっていま選挙協力してくれそうなのは、共産党くらいしかいない。

ANN調査の政党支持率を見てみると、維新10.3%、立民6.7%で他の野党は2~3.5%程度。ただし「支持政党なし」は2カ月連続上昇で、25.6%となっている。

この「支持政党なし」が増えているのは「政治へのあきらめ」や「無関心」の現れだろう。

また、いま魅力ある政治家がいない。
かつて功罪はともかくもはや伝説と言っていい田中角栄氏や、小泉純一郎氏、民主党が自民党から政権を奪ったとき、民主党の面々は魅力的にうつったはずだ。

その後の安倍晋三氏は「安倍一強」と言われ、野党支持者からは「アベ政治を許さない」などと言われ、ある意味アンチも含めた人気があった。

いまはどうだろう。与党にも野党にも「この人ならば」という期待感を持たせてくれる人はどれほどいるのだろう。それともこれから出てくるのだろうか?

このままだと、ずるずると国民の政治離れが進んでいきそうだ。日本の政治はこれでいいのだろうか。


プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。