阪神・平田二軍監督解任の怪の真相

       

 好投のエース・久保康友を100球未満で交代という、シーズン大詰めの致命的な失敗を繰り返し、地元・甲子園で3位・巨人に連敗。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージをあっけなく敗退した、学習能力ゼロの真弓明信監督(57)の続投が決まり、ウエスタンリーグで優勝した平田勝男二軍監督(51)が解任される阪神の怪人事。その裏には、来季楽天・星野仙一新監督が見え隠れする。

 阪神ファンから「なんでへボさい配の真弓がクビにならんで、優勝した二軍の平田がクビなんや」という怒りの声が飛んでいるのも当然だろう。「とりえはファンにそれなりの人気があって、誰にでも愛想が良く、全方位外交。が、監督としてはポリシーも何もない」と球界OBから酷評されている真弓監督。その言葉通りで、三つどもえの優勝争いのシーズン終盤、CSの迷さい配ぶりだった。が、それでも来季続投が決定した。一軍コーチ陣も全員残留という、熱狂的な虎党にしたら、納得できない人事だろう。しかも、平田二軍監督だけは解任されるというのだから、怪人事と言われて仕方ない。なぜ二軍監督だけが責任を取らされるのか。
 「いや、平田解任には裏事情があるんだ。星野シニアディレクターが来季楽天の監督になるので、明大の後輩で可愛がられている平田が引き抜かれるのは、目に見えている。だから、先手を打った形で球団側が平田を解任したんだよ」。
 阪神関係者がこう怪人事の裏事情を明かす。明大野球部の御大こと故・島岡吉郎氏の「なんとかせい」魂を受け継いだ星野氏。平田二軍監督もその島岡門下生の1人であり、星野氏の側近中の側近だ。02年に阪神・星野監督が誕生すると、監督専属の広報担当になり、グラウンドだけでなく、球場外でも専属運転手を務めるなど身の回りの世話をする役目を果たしている。星野氏の側近中の側近だ。
 それだけに、楽天・星野監督が誕生すれば、ユニホームを着てコーチになるか、阪神時代のように、監督専属広報になるか、ポジションはともかく、星野政権を支える重要な補佐役になるのは間違いない。
 それがわかっているからこそ、阪神の方は引き抜かれるイメージを嫌って、解任という人事を断行したのだ。「ウチでは必要のなくなった人間を星野監督が拾ってくれた」という、世間的なポーズを作ったわけだ。

 楽天・三木谷浩史球団会長が阪神・坂井信也オーナーに対し仁義を切った、星野氏の監督招請にも、阪神側は「ご本人の決めることですから」と、終身一貫して、快く送り出す姿勢を強調している。慰留しないことで、ヘッドハンティングされたのではないと、世間に対しアピールしているのだ。要は世間体だ。実際はどうなのか。球界OBはこう明かす。
 「楽天に星野監督を取られ、かなりダメージはあるよ。真弓のあの無能ぶりを見れば、来シーズンでクビの可能性は大だろう。じゃあ、誰が監督をやれるのか。岡田か星野の復帰というのが、いざという時の切り札だった。が、復帰を信じていた岡田は『次は星野に決まっているようだ』と怒り、昨年オフにオリックスの監督を引き受けてしまった。今度は星野が楽天の監督になり、真弓の後釜探しを一からやらなければいけなくなった。もともと人材難の阪神監督候補だから、大変だよ」
 坂井オーナー以下阪神球団首脳は、今から来オフに備え、ポスト真弓候補を絞り込み、1年がかりで決めるくらいの覚悟が必要だろう。

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2010年10月19日のスポーツ総合記事

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