厳戒警備に「飛んで火にいるナントカ」状態だった!? 無免許運転で来月のサッカー・アジア大会(中国広州市)日本代表の座をフイにしてしまったのは、横浜F・マリノスのDF金井貢史(20)。この検挙劇、薬物事件で先月逮捕された田代まさし(54)と同じく、来月横浜で開催される「アジア太平洋経済協力会議(APEC)」の警備が発端となっているというのだ。



 「スポンサーの親会社・日産自動車の幹部はカンカンでしたよ。自動車会社のイメージ大失墜ですからね。球団トップ以下数人を監督不行届きで減給処分とするなど対応は早かったんですが、今後、金井本人のダメージははかり知れません。長期謹慎が明けても試合には出してもらえないでしょうし。レンタル移籍か、最悪放出ということになるのでは」と話すのはJリーグ関係者。

 金井は今月18日深夜、横浜市内の交通検問で無免許運転が発覚、神奈川県警横浜水上署に検挙されたが、捜査関係者に近い筋はこう明かす。
「署は検問場所を明かさなかったけど、いつも検問やっているような場所ではなかったようだね。テロ警戒中のAPECの厳重態勢がなければ、たぶんやっていなかったんじゃないかな」

 田代被告も、先月16日深夜に逮捕されたのは同じ横浜水上署管内。前出の近い筋は言う。「山下公園近くの大型駐車場にクルマを停めてクスリやってたところを職務質問されたんだけど、あそこは普段警官が立ち入る駐車場じゃないんだよ。APEC警備で派遣された福岡県警の警官が『たまたま』居合わせたらしい」

 厳重警備が思わぬ結果を生んだというわけか。テロ対策で日本中から警察官が首都圏に集結している厳戒警備は来月14日まで。
まだまだ、超有名人の思わぬ逮捕劇があるかもしれない。