世の男性は、同性のどんな顔に憧れを抱くのか?

 オリコンが恒例の「第7回 男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」を発表し、SMAP木村拓哉が初の首位に輝いた。

 同ランキングで毎年、上位の常連で昨年は3位だった木村が、第7回にして、ようやくトップに立った。

今年は演技の方では、ドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日)、映画「HERO」に出演したくらいで、目立った活躍はなかったが、年を取っても衰え知らずの容姿は、やはり同性にとっては、羨望のまなざしを向けられているようだ。来年も今まで通りの活躍が期待されるところ。

 2位に入ったのは、若手俳優で人気ナンバー1の福士蒼汰で、昨年の4位から順位を上げた。福士の良さはなんといっても、同性でも惚れ惚れするルックスと爽やかさ。俳優の仕事において、同性からの支持率が高いのは強み。今年は、映画「ストロボ・エッジ」(有村架純とのW主演)がヒットし、「恋仲」(フジテレビ)でプライム帯の連ドラ初主演を務めるなど飛躍の年になった。
来年の活躍次第では、一気に首位獲りの可能性も十分。

 これまた、毎年上位の常連である阿部寛は3位で、昨年の2位から1ランク下げた。3年ぶりの連ドラ主演となった「下町ロケット」(TBS)は高視聴率連発で、作品の評価も上々。50歳を過ぎた阿部だが、“渋さ”が同性のハートをつかんでいるようだ。

 4位には、昨年トップ10圏外だったメジャーリーガーのイチロー(マーリンズ)がランクイン。秀でてイケメンというわけではないが、その“クールさ”が支持を集めたようだ。


 昨年首位だった向井理は5位に降下した。今年は「娚の一生」「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」「天空の蜂」と3本の映画に精力的に出演したが、連ドラへの出演が現在放送中の「遺産争族」(テレビ朝日)のみで、テレビへの露出度が少なかったのが響いてしまったのか…。だが、同性からの人気は依然高く、来年も上位に入るのは間違いなさそうだ。

 以下、6位=岡田准一(昨年5位)、7位=西島秀俊(同圏外)、8位=櫻井翔(同圏外)、9位=竹野内豊(同9位)、10位=佐藤健(同8位)の順となった。

 昨年トップ10に入っていた妻夫木聡、稲葉浩志(B'z)、小池徹平はランク外に消えた。

 来年は、誰がトップに立つのか? 新たな顔ぶれがランクインしてくるのにも期待したい。


※第1回~第5回まで首位の福山雅治は殿堂入りのため、調査対象外。
※同調査は、11月18日~24日にかけて、全国の10代~50代の男性オリコンモニター500人に対し、インターネットを通じて実施された。

(坂本太郎)