新曲発売延期、イベント中止、メンバー離脱…フェアリーズに今何が起きているのか!!

新曲発売延期、イベント中止、メンバー離脱…フェアリーズに今何が起きているのか!!

 3月23日に予定されていたフェアリーズの新曲『クロスロード』の発売が延期となった。これを受け、1月30日から3月12日まで展開予定だった予約イベントの中止も発表。また、別のイベントでは、メンバー6人中3人が不参加に。フェアリーズに、今、なにが起きている!?

 新曲のリリース延期が公式サイトで発表されたのは1月13日。「制作進行上の理由」との説明のみで、詳細は伝えられていない。メンバーによるツイッターでの発表が前夜に行われたり、「延期」ではなく「中止」という言葉が用いられたり(その後、削除・修正)したところを見る限り、突発的な事情で若干の混乱状況にあるようだ。

 突然の発表に、フェアリーズファンにも混乱が広がっている。詳しい理由が伝えられないだけに、戸惑うのも致し方ない。フェアラー(フェアリーズのファン)の動揺には、つい先日に起きたちょっとした騒動も関係している。

 1月10日、抽選で選ばれたファン20名とボーリングを楽しむイベントに、野元空と林田真尋の両名が欠席。こちらも、詳しい理由は説明されていない。病欠やスケジュールの都合ならば、きちんと事情説明があってもいいはずだ。また、欠席した2人が同日渋谷で目撃されたという情報も飛び交っている。目撃情報に関しては真贋定かではないが、それまで頻繁にツイートを発信していた野元と林田が、それぞれイベントの当日と前日を最後にぷっつり音信不通になっている点を考えれば、なにかしらのトラブルが発生しているだろうことは想像に難くない。

 「LIVE DVDなどのイベントに関しましては、みりあ、みき、ももかの3人で行います」
 新曲の発売延期を知らせるツイートで、伊藤萌々香ら3人は、前述の野元と林田に井上理香子を加えた3人の活動離脱を報告している。その理由や期限などには、一切触れていない。これらの状況から推測すれば、発売延期の「制作進行上の理由」とは、「3人の離脱によるレコーディングやジャケット撮影のやり直し」と見るのが一番自然だ。ファンの間では、「林田真尋が事務所に無断で動画配信をした」「林田への謹慎通達に怒った野元がボイコットした」「ボーリングイベントにストーカーヲタを参加させてしまったから2人が欠席した」などのキナ臭い噂も。発売延期発表と同時期にSMAPの解散報道があったことも手伝い、「フェアリーズも解散か!?」と、フェアラーの心中は穏やかではないようだ。

 昨年末の12月26日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた「フェアリーズ LIVE TOUR 2015 -PUZZLE-」の最終公演。13枚目となるシングル『クロスロード』のリリースを発表したのも、この日のステージ上だった。

 「来年もフェアリーズ、全速力でがんばるからね!」

 メンバーは、そう言ってライブを締めくくった。また、12月31日の藤田みりあのブログでは、「ぜったいにいいものを6人で魅せたい」「この6人で良かったです。ほんとに。ここ数日は特に身に染みて感じられました」など、幾度も「6人」を強調している。そして、「だれひとり、欠けちゃだめだな」とも。

 12月26日の時点では、新曲リリースが3月23日であるのは間違いなかったはずだ。藤田のブログからも、その後に3人の離脱者が出ることは想定外だったように見える。ただ、あえて深読みをするならば、すでに火種がくすぶっていたからこそ、「6人」「欠けることなく」を強調していたとも考えられる。

 フェアリーズのこれまでの歩みを振り返ると、決して順風満帆だったわけではない。2011年、安室奈美恵やMAX、SPEEDらを輩出したライジングプロから鳴り物入りでデビュー。その年の「第53回輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞を獲得したものの、デビュー曲『More Kiss/Song for You』のオリコン最高位は11位、続く2ndも9位と、セールス的には満足のいく数字ではなかった。

 2011年といえば、前年の暮れにAKB48が『Beginner』でグループ初のミリオンセラーを記録。以降、AKB48はミリオン記録を更新し続けていくことになる。フェアリーズのようなアーティスト寄りのアイドルにとっては、厳しい時代だったといえる。事実、ランキング的には5位が最高。2014年頃からは露出度高めの衣装をまとい、「過剰なセクシー路線」「コンセプトの迷走」などとの声があがることもあった。

 試行錯誤の成果が実りはじめたのは、9枚目のシングル『BLING BLING MY LOVE』辺りから。アッパーな楽曲、印象的な振り付け、完成度の高いPVなど、作品としての魅力ももちろんだが、ライジングプロらしいアーティスト志向にメンバー各々の実力が追いついてきたこと、年齢を重ねたことでイメージのチグハグ感もなくなってきたこと、さらには急成長を見せていた下村実生をタイミングよく重用したことなど、さまざまな状況が“ハマり”はじめたのだ。

 この『BLING BLING MY LOVE』自体のセールスは11位と期待通りではなかったのかもしれないが、次作『Kiss Me Babe/ひらり』で5位にジャンプアップ。続く『相思相愛☆destination』でも5位、昨年11月発売の『Mr.Platonic』では過去最高の売上枚数と、着実に流れを引き寄せつつあった。ライブへ訪れるファンに女性が急増していることを見ても、デビュー当初からターゲットとしてきた「同世代の女の子」に届いてきているのはあきらかだ。そんなタイミングだっただけに、今回の発売延期やメンバーの離脱は残念であり、これからの動向が気がかりだ。

 いずれにせよ、このドタバタがいっときのもので終わり、藤田みりあの言葉通りに誰ひとり欠けることなく活動を続けてくれるのが、多くのフェアラーの願いであるのは間違いないだろう。

【リアルライブ・コラム連載「アイドル超理論」第11回】

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