ニューヨークレポート ニューヨークで見つけた不思議なクラブとすごいドラマー

ニューヨークレポート ニューヨークで見つけた不思議なクラブとすごいドラマー

 ニューヨークにはジャズクラブがたくさんあるが、どこもかしこも高くなっている。東京のブルーノートとNYのブルーノートを比べてみても料金が大差なくなっているほどだ。そんな状況が黒人のジャズファンを減らしてしまう遠因ともなっているのだが、今回掘り出し物のクラブがあったのでお知らせしたい。

 ウェスト・ヴィレッジにある「ファット・キャット」がそれ。ここがジャズクラブかと言うとそうとも言い切れない。
 なぜかというとここはステージよりも10台以上あるプールテーブルや6台ある卓球台の方により多くのスペースが割かれているからだ。プールバーでジャズバンドが演奏していると言った方がいいかもしれない。

 入場料がたったの3ドルといういまどき信じられない破格の安さで、野暮なバッグの中身の点検もないし、出たり入ったりが自由なのでセッションの合間に外に出てちょっとホットドッグを頬張ったり他のクラブをチェックする事も出来る。

 「TGIF(Thank god it's Friday)」ようやく金曜日だ、という表現があるように金曜日のニューヨーカーのクラビングにかける意気込みはハンパではない。ここも行列が出来て店内は身動きできないほど込み合う。

 ここ何年もお気に入りのジャズマンを見つけられなかった私だが、今回ウィナード・ハーパーという素晴らしいドラマーを知って、「ファット・キャット」に聴きに出かけてみた。地下で天井が低く、周りが騒々しいので音楽を聴くには最良の場所ではないが、彼の、まるでタップダンスを踊っているかのようなタイトでスリリングなドラミングは素晴らしいの一言に尽きる。かつて1度だけ聴いたトニー・ウィリアムズ(故人)を彷彿とさせる。2人とも小柄という共通点があるのが面白い。ウィナードは大の日本びいきなのでそのうち自分のバンドを率いて来日してジャズ・ファンを唸らせる事だろう。(セリー真坂)

ファット・キャット http://www.fatcatmusic.org/

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