コンビニにジムが併設!?変わりつつコンビニ業界

       

 1月24日に放送された『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)では、異業種に参入するコンビニ各社を特集。なぜコンビニ業界が多角化を進めようとしているのか、その実態を追った。

 まず、番組では東京都・大田区にあるファミリーマート大田長原店を取り上げる。こちらの店舗は、1階がコンビニで2階にフィットネスクラブがある特殊な構造。1階のコンビニではジム用のウェアやプロテインなど180種類のフィットネス関連グッズをそろえ、コンビニとジムの相乗効果で利益を出そうという戦略らしい。

 ファミリーマートでは今後5年間で、ジム併設型の店舗を300店に拡大する予定で、同社社長の澤田貴司氏は「20代、30代、40代の方がコンビニのボリュームゾーン。ジムもそこをターゲットにしてますので、上下階を行ったり来たりしてもらいたい」と今後の期待を口にした。

 また、セブンイレブンでも、店舗を自転車シェアサービスの拠点として展開し始めているようで、自転車を利用するついでに買い物もしてもらおうという狙いがあるようだ。

 コンビニが異業種に参入し始めている傾向について、ドイツ証券シニアアナリストの風早隆弘氏は「(コンビニ)業界全体の成長率は5‾6%だったが、17年度はコンビニ業界の市場規模の伸び率は3%台まで低下する見通し。今後どうやって成長率を上げていくか課題に直面している」と従来の戦略だけでは利益を伸ばすことが難しいため、各社共にさまざまな戦略を実施していると説明。

 ただ、風早氏は「(ジムの併設や自転車のシェアサービスなどの)取り組みは前向きにとらえるが、業界全体を底上げするにはやや物足りない」と現状の取り組みだけでは利益は伸びないだろうと辛口なコメントを残した。

 コンビニの売上高や客数は前年に比べて減少しているようで、“便利さ”だけでは、利益は伸びなくなってきている。今後は「コンビニ=小売店」というイメージも多少変わってくるのではないだろうか。

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2018年1月26日の社会記事

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