うちなんちゅやまとんちゅ〜沖縄身の丈見聞記〜(4)「南の島の一番桜」

 寒風吹きすさぶ日本列島。例年以上に冷え込む昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。ちなみに私の故郷はどか雪に埋まりました(全国ニュースで流れました)。

 本土から沖縄にやってきた筆者が、歴史や事件の舞台を追いかけ、沖縄の独自文化や日々のカルチャーショックのつれづれを綴っていく『沖縄身の丈見聞記』。
 前回(第2、3回)が固いものだったので、今回はちょっと肩の力を抜きまして、皆様に一足早く“春”をお届け致します。

 鋭い人はもう気付いたかも知れませんね。
 この時期の沖縄の風物詩。日本一早くに咲き、春が近づいてきていると告げる花、寒緋です。
 …あ、プロ野球のキャンプもそうですが。今年はあちこちから某球団のキャンプに突撃してこいとか、某選手の写メ撮ってきてとか言われてますが、それはそれとして。

 寒緋桜(※別名“緋寒桜”)が花を付けるのは1月の下旬頃。旧正月の頃に咲くので、沖縄では“正月桜”とも呼んでいました。
 本土の桜に近い白色のものもありますが、大抵は紅梅に似た濃い色をしています。花は小さいチューリップのような釣鐘型で、下向きに咲き、また散る時は本土の桜のように花びらが一枚ずつ散っていくのではなく、椿のように花が萼からぽとりと落ちます。ので、花の盛りを過ぎた木の周りには紅色の影が落ちたようになります。

 本土の染井吉野よろしく、『散ってこそ華』というのが桜の良さかも知れませんが、寒緋桜のしっとりした佇まいは本土の桜とはまた違う、独特の『淑やかさ』を漂わせているように感じます。

 ちなみに早咲きの桜で有名な静岡県の河津桜は、寒緋桜と普通の桜(大島桜)の自然交雑種だそうです。確かに河津桜の方も花が赤みがかっているので、普通の桜よりも寒緋桜の特徴がよく出ているのでしょうね。

 今回の記事の写真は、沖縄本島における桜の名所の一つ、今帰仁城跡のものです。史跡内やその周辺では、桜の他にもスミレが顔を出し、ハイビスカスに似た赤い花が咲いていました。

 厳しい寒さの日が続いていますが、これらの花々はやがて来る暖かい季節を、私たちに一足先に伝えてくれているような気がします。
(※昔は“緋寒桜(ヒカンザクラ)”と呼ばれることが多かったが、“彼岸桜(ヒガンザクラ)”という別種と混同されやすいため、近年では"寒緋桜"と呼ばれるようになったという)

(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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