都心の自然 老松と紅梅白梅

都心の自然 老松と紅梅白梅

 11日から13日の2月の3連休は、低気圧の影響で冬型の気圧配置となった。西日本や北日本では暴風に見舞われた地域もあり、東北地方をはじめ各地で積雪を記録した。東京も曇り空が続き、雪が降った。

 都心を走る環状線である山手線のJR目黒駅近くに、「国立科学博物館附属・自然教育園」(東京都港区)がある。人間が手を加えていない自然が残されている。旧白金御料地で、国の「天然記念物及び史跡」に指定されている。

 「自然教育園」には、明治になって近代都市・東京ができる以前の自然が残されている。起伏に富み、雑木林の裏に湿地帯がある地形は、明治の文豪たちが愛した武蔵野台地の散歩道なのかもしれない。

 「自然教育園」は、歩いて1時間ほどで回ることができる。園内に、2本の特徴的な松の木がある。「物語りの松」と「大蛇(おろち)の松」である。

 入り口に近いほうにあるのは「物語りの松」。幹が何か所かで二またに分かれている。分かれた幹はそれぞれ別の方角へ向かうも、総じて天へ伸びている。江戸時代、「自然教育園」がある場所には松平讃岐守の下屋敷があった。「物語りの松」は、そばにある「ひょうたん池」とともに、下屋敷に回遊式庭園があったことを伝えているという。江戸時代までは剪定(せんてい)など木を整えるための処置がされていたが、明治になってからは手を加えられていない。樹齢は、250年から300年と推定される。

 「大蛇の松」は、「ひょうたん池」を過ぎて「水生植物園」を越えた場所にある。「大蛇の松」は一本の太い幹が斜めに伸びている。名前の由来は不明だが、戦後に台風で頭が飛んでしまった。推定樹齢は、「物語りの松」と同じ。

 「自然教育園」の2月の見どころは、ヤブツバキ。赤い花びらと花弁で、虫たちを呼び寄せている。「自然教育園」では、四季折々の花や植物を楽しむことができるが、梅はない。

 「自然教育園」の隣に「東京都庭園美術館」(港区)がある。旧朝香宮家本邸で、美術館のほか、「芝生庭園」「日本庭園」「西洋庭園」がある。その「芝生庭園」で、白梅が見ごろを迎えている。いっぽう、「西洋庭園」の紅梅は1月初旬から咲き始め盛りは過ぎたようだが、香りはまだ楽しむことができる。園内の梅は、種類によっては、これから咲き始める。訪れた12日は、芝生に雪が残るなか、咲き乱れる白梅が見物者の足を止めていた。(竹内みちまろ)

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