2人の年齢差は24歳と、まさに親子のような関係とも取れる。男手ひとつで篠原を育てた父親としては、市村が自分と同世代であることは複雑な心境だったようだ。だが、結ばれなかった舞台での一幕とは違い、現実での2人は恋愛を成就させて行く一方。もっとも当初は、親子のような関係であり、市村にとって篠原は娘のような存在だったが、二人の愛は固く結ばれていたのだ。
そして、説得の末、篠原の父は『早くに子供をつくること、生涯娘と共に過ごすこと』を条件に結婚を承諾したそうだ。2005年12月に晴れて市村と篠原は結婚を発表、結婚会見も開いた。そして、この2人の結婚生活においては、ドラマチックなエピソードが多々ある。
2010年8月、篠原の故郷・群馬県内でチャペル付きの会場を借り切って、双方の親族を招いての食事会を行ったという。これは闘病中の篠原の父に娘のウエディングドレス姿を見せるために夫妻が企画したようだ。
様々な事情で、挙式・披露宴を行っていなかった2人だけに、篠原の父親は感極まり涙したという。そして、娘の晴れ姿を見届けた3日後に死去した。また、2012年2月には次男を出産しているが、市村の母はこれを見届けるようにその翌日、死去した。
現在、篠原は女優として大きくステップアップし、トップ女優にまで昇りつめた。その原動力となったのが、市村の存在だったのは想像に難くない。そして、歳を重ねるごとに美しさを増す篠原にこれからも目が離せない。
不倫バッシングの記事が多い中、こちらのような記事があるとホッとします。 欧米では国王や大統領が堂々と不倫から結婚に至っているというのに日本のこの過剰に感情的な状態はなんなんだろう。