人気ロックバンドX JAPANのToshlが6月13日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)に出演し、洗脳騒動について語った。

 当時結婚していた妻の紹介で自己啓発セミナーに入ったToshlは、その場で徹底的な暴力を受け、「化け物アゴ男」と呼ばれたという。
さらに、楽曲の印税などすべての収入をつぎこみ、約15億円を奪われてしまった。やがて自ら疑問を感じ、周囲の助けもあって抜け出すことができた。

 芸能人は人気商売であり、いつ自分の立場がなくなるか常に不安にさいなまれている。そのため、怪しい人間が近づきいつの間にか洗脳されてしまう場合もある。ほかの芸能人の場合はどうであったのか。

 「Toshlの洗脳騒動の同時期には、貴乃花(現・貴乃花親方)の洗脳も取りざたされました。
この時代はまだ現役の横綱力士であり、もともとは体の調子を治すために整体師のもとへ通っていたのですが、やがて治療ばかりではなく精神的に支配されるようになったといわれています。相撲の取り口まで相談していたといいますから、精神的な依存が感じられますね」(芸能ライター)

 貴乃花の場合は相手が「たった一人の信頼できる相手」となってしまったことが原因だろう。これは洗脳の王道パターンといえる。

 「人気お笑いコンビであったオセロの中島知子も、洗脳騒動に見舞われた人間です。2005年ごろから、自称霊能師であり占い師の女性に洗脳されたといわれていますね。女性は中島のマンションに住み着き、家賃滞納を繰り返したことから騒動が発覚しました。
しかし、のちに中島がテレビ番組で語ったところによれば、交際していた谷原章介の電撃婚や、相方の松嶋尚美の独立などが重なり、精神的に追い詰められていったといわれています。家賃滞納は浪費癖。占い師は洗脳ではなく相談相手であり、同居はお金を借りていたが返せないので一緒に住むことにしたと苦しい釈明を残しています」(前出・同)

 頼れる相談相手を見つけることは重要かもしれないが、相手は善人とは限らない。人を選ぶ必要もあるといえるかもしれない。