前・地下世界王者ジャガーは「ガルーダ!」と叫び、試合を終わらせた… 2・13『EXIT-62 CORE:T』(2)

前・地下世界王者ジャガーは「ガルーダ!」と叫び、試合を終わらせた… 2・13『EXIT-62 CORE:T』(2)

【第1試合】
“暗黒サラブレッド”ジャガー・ロゴフスキー & “格闘僧侶”日龍
vs
“路地裏職人”磯英弥 & “タックル将校”竹嶋健史

 久方ぶりのCORE STADIUM凱旋となった前・地下世界王者ジャガー。試合前より、彼の全身からは異様なまでの闘気が漲っていた。
 ジャガーは、今も自分自身に怒っているのだ。
 昨年4・18『EXIT-37』にて紅闘志也に“地下の至宝”を奪われて以来、屈辱と忍従の日々にうち震える前王者は、昨年最終戦の12・21『EXIT-57』にて、生傷だらけの顔で登場し周囲を驚かせた。
 風の噂によると、永きに渡り地下プロレスを統治するロゴスキー一族の末裔たるジャガーが、母国フランスに帰国した際、地下の至宝を流出させた責を問われ、なんと地下組織直々に激しい制裁を与えられたというのだ…! それが、ロゴスキー一族の血の掟なのだろうか。
 以来、血に飢えた暗黒のプリンスは、復讐の機会を虎視眈々と窺っているのだ。

 試合は、ジャガーの怒りが時空を制圧し、凄惨そのものとなった。
 開始早々、竹嶋健史に叫びながらローキックを打ち続けるジャガー。重さ、速さ、鋭さ、すべてがスケールアップしたのは言うに及ばないが、特筆すべきはジャガーの絶叫である。
 これまでは、リング上で喜怒哀楽をいっさい表に出すことなく闘い続け、“地下のバトル・サイボーグ”とも呼ばれたジャガー。そんな男がなりふり構わず叫びを挙げながら、地下の実績でははるかに劣る竹嶋を、全身全霊をかけて潰しにかかる。その姿を、修羅と呼ぶか夜叉と呼ぶか、それとも鬼と呼ぶべきか…。とにかく観る者すべてが戦慄したことだけは確かだ。
 そしてジャガーは竹嶋に凄まじいローキックを打ち続けダウンを奪い、すぐさま覆い被さったチョークスリーパーで試合を強引に終わらせてしまう。両軍パートナーの日龍と磯英弥はついに一度の出番もなく、リングを降りることとなってしまった。
 そんなパートナーの悲哀にもいっさい目を配ることもなく、今度はこの日最大のボルテージで咆吼した“元・絶対王者”にして“現・無冠の帝王”。
 聞くところによると彼は、リング上で「ガルーダ!」と叫んだというのだ。
 ガルーダといえば、ムエタイの国・タイで神格化された人名と聞くが…。
 もしや、この日のローキック攻め(=ムエタイ)は、そのガルーダなる存在へのメッセージなのだろうか?
 またしても地下の歯車が、ワールドワイドなスケールでふたたび回転をし始めそうである…!

○ジャガー(3分50秒 スリーパーホールド)●竹嶋

【第2試合】
“人間狂気”紅闘志也 & “実弾アンダーグラウンド”SEIKEN
vs
“兇悪獣”ナイトキング・ジュリー & “銀座の鉄人”三州ツバ吉

 一方の、前王者に追われる身の現王者・紅。紅とて前戦で梅沢相手に一敗地にまみれているだけに、彼もジャガー同様に怒りを携えながらリングに登場。
 実際その憤りはゴングが鳴った後さらに燃え盛り、拳、ヒジ、ヒザ、キックの雨あられでジュリー、三州ともども血祭りにあげる姿は、“人間狂気無双”とでも呼ぶべきか。ただ一度の負けが、この王者をさらなるモンスターに化けさせてしまったようである。

 試合はSEIKENが三州との腕十字合戦を制し勝利。しかしSEIKENとジュリーの意地の張り合いは、観る者に強いインパクトを残した。試合後SEIKENは、
 「ジュリーのあの顔がムカつくんですよ。見ただけでシバきたくなるんです!」
 と憮然と語っていたが、SEIKENもジュリーも、デビュー時から地下世界での将来を嘱望された、いわば“アンダーグラウンド・ブライテスト・ホープ”同士。お互い相譲れないモノを感じているに違いない。だからこそ、この両者のライバル関係には注目したい。

○SEIKEN(21分19秒 腕ひしぎ逆十字固め)●三州

 全試合結果は以下の通り。

◆地下プロレス『EXIT-62 CORE:T』
2011年2月13日(日)開始:18:00
会場:東京・新宿歌舞伎町二丁目『CORE STADIUM』

<指名演武“予測不能ラッパー”PRIMAL>

<第1試合>
○ジャガー・ロゴフスキー、日龍(3分50秒 スリーパーホールド)磯英弥、●竹嶋健史

<指名演武“古典緊縛継承緊縛師”春兜京>

<指名演武“おんな人間狂気”AI(ミット打ち3分1R)>

<第2試合>
紅闘志也、○SEIKEN(21分19秒 腕ひしぎ逆十字固め)ナイトキング・ジュリー、●三州ツバ吉

<指名演武“戦場の舞姫”Ishtaria NON>

<第3試合>
富豪2夢路、高岩竜一、○梅沢菊次郎(18分51秒 両国ダンジョン)●矢野啓太、マーク・ハニバル、ブラック・トムキャット

※試合はすべて時間無制限一本勝負。KO、ギブアップのみで決着。

地下プロレス『EXIT』公式サイト
http://www7.plala.or.jp/EXIT/
梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?
http://npn.co.jp/article/detail/97320773/
紅闘志也、暗闇の頂上血戦を制し、新・地下世界王者に!! 4・18地下プロレス『EXIT-37 HIGHEST』(1)
http://npn.co.jp/article/detail/09843895/

(山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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