“未完の巨人”から“進撃の巨人”へ 2m右腕リャオ・レンレイが台湾の風吹く新天地に

 「すごい体格だな…」。恐らく、筆者と同じような印象を抱いた方も多かっただろう。今から2年前のドラフト会議において、巨人から7位指名を受けたリャオ・レンレイ(廖任磊)のことである。

 「身長201cm・体重125kg」と堂々の体躯を誇る台湾出身のリャオは、岡山共生高で3年間を過ごした野球留学生。そのため、リン・ウェイツウ(林威助/元阪神)、ヨウ・ダイカン(陽岱鋼/現巨人)といった先人たちのように、日本人扱いとして指名を受けることが可能となった。

 制球は難ありだが球は速い、いわゆる“ロマン型”の投手として期待されていたリャオ。しかし、2年間で1軍登板はゼロと期待に応えられぬまま、今オフ戦力外通告の憂き目にあった。

 その大型右腕が、トライアウトを経て埼玉西武に入団することとなった。チームの渡辺久信GMは、公式サイト上で「当球団には台湾出身のコーチ、選手がいて環境面でもすぐにチームにとけ込めると思います」とのコメントを発表している。

 その言葉通り、現在チームには高校時代の同級生であるウー・ネンティン(呉念庭)をはじめとして、クォ・ジュンリン(郭俊麟)、シュウ・ミンチェ(許銘傑/ファーム投手コーチ)が在籍。1999年から2001年にかけて台湾でプレーした渡辺GMも含め、非常に心強い面々が顔を揃えている。

 少々話を逸らすが、今季ネフタリ・ソト(DeNA)が「打率.310・41本塁打・95打点」という出色の成績を残せたのは、同じラテンアメリカ出身のアレックス・ラミレス監督、ホセ・ロペスの存在も大きかったといわれている。埼玉西武がリャオを獲得した背景には、こうした“化学反応”への期待も込められているのだろう。

 「希望があるところに人生がある。希望は私たちに新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」。『アンネの日記』の著者として知られる、アンネ・フランクが残した言葉だ。果たして巨人を追われた“未完の巨人”は、新天地に希望を見出し“進撃の巨人”へと生まれ変わることができるだろうか。

文 / 柴田雅人

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