ローレンは、発作が始まってハンドルを握り締めたものの、車の向きを制御できなくなり、左側の走行車両から中央分離帯に近づいてしまった。分離帯に接触したまま前進を続けたので、事態に気づいたベンがハザードをつけてハンドルを握って、路肩を目指した。そのまま車がエンストするまで、路肩を走り続けた。車を路肩に停めてから、ベンはローレンの携帯電話を使って緊急電話をかけ、救急車が到着する前に、別の車が停まり、親子を助けた。ローレンは、約10分後に意識を回復した。ベンは「何もしなければ2人とも死んでいたから、やらなきゃならないことをやっただけだ」と言っているという。
この事件に対して、ネットユーザーからは「本当にすごい。コメントがカッコよすぎる」「大人でもこの状況では冷静に対応できないだろうに、すごく勇敢な子どもだ」「子どもだからこそあれこれ考えずに行動できたのかもしれないが、母親が倒れても動転しなかったのは大人顔負け」と、ベンに対する称賛の声が多数上がっていた。また、「レースゲームを普段からやっていたのかな?」「子どもは親の行動をよく見ているものなんだろうな」といった、ベンの機転の理由を探る意見も見られた。