1月16日の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)において、NGT48の暴行事件が取り上げられた。CMや公演が相次いで中止になるなど、影響の広がりが話題になった。


 今回の放送には、元SKE48の加藤るみが登場し、「危害を加えた犯人が一番悪いんですけど、メンバーを守れたのは運営の方ではないかと思う」と話し、元アイドルの立場から事件を語った。

 また、女優の遠野なぎこは、花角英世新潟県知事が「(事件により)NGTの存在がより世に知られるようになったのは事実」と話したことを受け、「なんともデリカシーのない無責任な発言。私が被害者の親だったら抗議に行くと思う」と厳しく断じた。

 さらに、NGT48の前支配人が解雇ではなく異動になったことを受け、「その人の目はずっと光っているわけで、今までの管理体制とほぼ変わらないのではないか。若い子は何も言えないじゃないですか」と彼女たちの立場をおもんぱかり、「次の支配人が女性ですか。ずいぶんわかりやすいことしてくれるなと思いますし、本当に闇が深すぎる」と皮肉った。


 これを受け、ネット上では「これは遠野の言うことが正論なのでは。女性支配人になったからって何も変わらないでしょ」「また同じような事件が起きる気がする」といった声が聞かれた。さらに、事件の被害者が2年ほど前に投稿した動画を遠野は見たと言い、「言っていることが支離滅裂だった。目つきも大丈夫かなこの子っていう」と心配しきりの様子だった。

 遠野は、実の両親、特に母親から虐待を受けていた人物として知られる。母親からは自分の容姿を何度もなじられることがあったという。
そうした体験から他人の痛みがわかるからこそ、今回の事件に心を痛めているのだろう。ネット上でも「遠野が言うとなんだかリアルだな」「マジで再発防止策を徹底して欲しい」といった声が聞かれた。

 やはり遠野の言う通り、今回の事件は「闇が深すぎる」ものなのかもしれない。