先月末、自身がプロデュースをうたう「加圧シャツ」が景品表示法に違反するとして、販売事業者が消費者庁から処分を受ける事態に至ったタレントのヒロミだが、現在に至るまでその件についてまったく言及していない。

 都内の会社が販売していた「パンプマッスルビルダーTシャツ」は昨年5月ごろから、「トレーニングジムオーナーのヒロミが開発!」など、ヒロミの名前を前面に打ち出し商品販売していたという。


 一部メディアの取材に対し、販売元はヒロミとの共同開発で商品を販売していたと認めているが、問題となった広告表示についてはヒロミが無関係であることを主張。しかし、ネット上では「責任ないとはいえない」などと、批判が殺到していた。

 「ヒロミは『ワイドナショー』、『バイキング』、『アオハル(青春)TV』(いずれもフジテレビ系)など9本のレギュラー・準レギュラー番組を抱える売れっ子。どこかで説明責任を果たしておかないと、番組のスポンサーが騒ぎ出すと思われていた。特に、『バイキング』などでは、他人の不祥事に対してズバズバコメンント。視聴者から支持されているので、自分の件にも言及すべきだったのだが…」(テレビ局関係者)

 ところが、先月末は大リーグ・マリナーズのイチローの引退騒動、今月1日には新元号の発表、相変わらずの政界の混乱ぶり、そして、ピエール瀧被告の保釈など、ネタは盛りだくさん。
ヒロミの件が話題になるような隙間はまったくなかったのが現状だ。

 「ネットに関連記事が数本掲載されたぐらいで騒動は拡散せず。テレビ局の中でも、ヒロミを重宝しているフジの関係者は胸をなでおろしているのでは」(芸能記者)

 いずれにせよ、トラブルになりそうなプロデュース業からは身を引いた方が良さそうだ。