同映画は、作家・平山夢明氏の映像化不可能と言われた小説を実写化、本能を極限まで刺激する未体験サスペンスとうたっている。孤独な少女がウエイトレスとして売られた、元殺し屋の天才シェフが経営するダイナーを舞台に、凶悪な殺し屋たちの異様な世界を描いた物語だ。個性的な殺し屋たちを豪華俳優陣が演じているのも見どころである。
中でも、セクシーで冷酷な殺し屋を演じるのは、女優・土屋アンナだ。土屋の役どころは、殺し屋たちを束ねる組織の“四天王”の一人として君臨し、巨漢の男たちを冷酷に殺しまくるその道のプロ。
まさに、土屋にピッタリの配役と言っても過言ではないだろう。
土屋というと、1998年に人気雑誌『SEVENTEEN』の専属モデルを経て、00年にロックバンド『Spin Aqua』のボーカルとして歌手デビュー。04年5月、映画『下妻物語』と『茶の味』に出演し、女優デビューを果たした。なお、『下妻物語』では、日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞、ブルーリボン賞最優秀新人賞をはじめとする同年の映画各賞を8つ受賞する快挙を果たし、女優として大きく前進した。
私生活では同年6月に、20歳の若さで結婚と妊娠を発表。
だが、驚くこともつかの間、同年11月に第3子の妊娠を発表。後に再々婚へ至り世間は度肝を抜いた。2017年3月に第3子を、18年11月には第4子をそれぞれ出産し、2男2女を持つ波乱に満ちた肝っ玉母ちゃんなのだ。
「本能のままに生きている」という言葉が適しているのか、男性関係は奔放とも言えるだろう。しかしながら、子育てと仕事を両立し、母親としての務めをしっかりこなしているようだ。だが、そんな子煩悩な土屋に“子連れ不倫疑惑”が報じられた。
2014年7月、『FRIDAY』(講談社)は土屋が息子2人を連れて会社を経営する既婚男性とホテルで1泊したと報道したのだ。これに対して土屋は翌日、自身のファンクラブサイトで謝罪コメントを発表した。
「みんなへ」というタイトルでファンクラブサイトを更新した土屋は、「昨日の一部報道で驚かせちゃってごめんね。
この報道だが、土屋は2番目の夫との婚姻中だったことから、事実であれば「W不倫」となる。記事によると、土屋は知り合ったばかりの販売会社を経営する既婚男性にベタ惚れし、すでに自分の母親にも紹介済みだったという。
「報道後に土屋は、『近いうちに不倫にケジメをつける』と宣言していたそうだ。当初は、燃え上がった“不貞”に腹をくくる覚悟はあったが、さすがの土屋でも善悪の判断がついたのだろう。今後の生活のことを冷静に考え、苦渋の末に既婚男性との別れを選択したようだ」(芸能関係者)
現在の芸能界では、ひと昔前と一風変わりクリーンさが重要視され、不倫行為は笑って許されることではなくなった。“我が道を行く”スタイルも結構だが、やましい親の姿だけは子どものためにも控えていただきたいものである。