記録達成の重圧か? 小笠原の不振で思い出される『打順変更の悪夢』

 巨人・小笠原道大(37)がおかしい。通算2000本安打へのカウントダウンはすでに始まっているが、阪神との3連戦を終えた時点での打率は1割5分2厘…。“誤審騒動”に揺れた20日の同対戦では小笠原自身も当事者となり、際どいタイミングだったショートゴロが「セーフ」になる“幸運”を掴んだ。本人は「良い方向に行くきっかけになれば」と“前向きに捉えよう”としていたが、翌21日は4打数ノーヒット。本来の打撃を完全に見失っている。
 「この不振は暫く続きそう。試合前の打撃練習でもゲージ(打撃ネット)から出ない打ち損じが多いし。彼らしくないですよね」(ライバル球団スコアラー)

 記録達成への重圧か? 精神的にもタフな選手であり、『環境』に振り回されないタイプではないのだが、昨年オフから開幕に掛け、チームにおける『小笠原の役どころ』が二転三転したのも本当のようである。
 「当初、原(辰徳)監督は小笠原を『一塁手』としてだけではなく、5番バッターとして固定しようともしていました。でも、阿部(慎之助)の故障離脱もあって…」
 巨人情報に詳しいプロ野球解説者がそう言う。守備の要(捕手)・阿部慎之助(32)は開幕直前の4月5日、右足を故障して長期欠場に追い込まれた。その阿部が復帰するまでの間、小笠原が『代理キャプテン』に任命されたのは既報通りだが、阿部欠場の影響はそれだけではなかった。

 原辰徳監督(52)は近未来打線と称し、『1番・長野、3番・坂本』の打順をテストしてきたが、その打順の最重要どころとなるのは『5番バッター』だと思っていたという。
 「他の打順を軽視しているわけではないが、原監督は『5番最強論者』なんです。学生時代、打撃力の強いチームに在籍した影響だと思われます」(前出・同)
 その是非はともかく、3、4番のすぐ後ろに控える5番が高い数値を残せるタイプなら、打線の繋がり、得点能力は確かに倍増する。その重要どころを小笠原に託すつもりで、『5番打者』の解釈で少し食い違いがあったようだ。原監督は『5番最強論者』だから、求めたのは一発、小笠原は日本ハム時代の稲葉篤紀のように「繋ぐタイプ」だと思ったという。
 「打順によって打ち方を変えるタイプではない」という関係者も多かったが、
 「フルスイングは小笠原の代名詞でもあります。そのバットの軌道が小さくなっている」(前出・プロ野球関係者)
 と、指摘する声も聞かれた。

 「小笠原でも記録達成の重圧は感じているはず。名球会入りした大御所も、多かれ少なかれ、記録達成の直前は不振に陥っています」(前出・ライバル球団スコアラー)
 巨人関係者にすれば、一過性の“直前スランプ”であってほしいはず。かつて、原監督には打順変更でその持ち味を潰してしまった失敗例が1つだけある。1番打者の仁志敏久を「2番」に変更した02年シーズンだ。
 変則日程により、巨人は22日から週末に公式戦を行わない。その間、小笠原がリフレッシュできなければ、「02年シーズンの失敗」を重ねて見る旨はさらに強くなるだろう。(一部敬称略)

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