テレビ局の「余計」な自主規制でスーちゃん代表作品放送されず

 乳がんで21日に亡くなった「キャンディーズ」元メンバー・田中好子さん(本名・小達好子=享年55)の追悼番組が放送されているが、ひとつ気になる点がある。スーちゃんの代表作が放送されていないのだ。

 TBSが28日に「ひまわり〜夏目雅子、27年の生涯と母の愛〜」、来月1日には「筆談ホステス」、NHKは8日に「鳥帰る」などを放送する予定だ。しかし、スーちゃんの女優開眼作と言っても過言ではない映画「黒い雨」(今村昌平監督、1989年公開)の放送予定はいまのところない。日本アカデミー賞などの主演女優賞を総ナメした作品なのにナゼ? そこにはテレビ各局の「自主規制」があるというのだ。

 映画「黒い雨」は、1965年に出版された井伏鱒二の同名小説をモノクロ映画化したもの。広島に落とされた原爆によって人生を変えられた閑間夫婦と姪の矢須子の悲劇を描いたもの。

 テレビ局関係者は「本当は追悼番組として放送したいのはヤマヤマだが、タイミングが悪く難しい。なにせ作品のテーマが『原爆』だから、どの局も二の足を踏んでいる。スーちゃんの役柄が原爆で放射能を浴び、後遺症に悩む女性だからですよ」

 「福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故が未解決の中、放射能のに関係する映画を放送するわけにはいかない」とは、別のテレビ局関係者。放射能の恐怖をあおってしまいかねない作品は放送できないというわけだ。しかし、これは各テレビ局のやりすぎた自主規制だという声もある。放射能の恐怖を淡々と描いている作品だけに、恐怖をあおる内容とは一概には当てはまらないというのだ。前出の関係者は「この時期だからこそ、放送するべき作品なんじゃないかと思いますよ個人的には。スーちゃんだって、この作品の熱演を機に演技の幅が広がったと言われていますし。でも、スポンサーの関係などから放送するにはリスクがつきまとう」とも話す。

 スーちゃんは青山葬儀所で流された肉声テープでも「天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。それが私の務めと思っています」と、東日本大震災の被災者を心を痛めていた。その震災と原発事故によって代表作品を見ることができなくなりそうだが、本人は草葉の陰で「見てほしい」と思っているのではないか。気概のあるテレビ局が出てこないものか。

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