オリックスは21日、育成ドラフト4巡目で指名した日章学園高の平野大和外野手と、宮崎市内の宮崎観光ホテルで仮契約を締結した。背番号は「004」。


 縞田拓弥スカウトとともに会見に臨んだ平野は「野球を始めた頃、プロ野球選手になることが夢だったので、今日一つ夢がかないました。次の夢は一軍の試合に出ることなので、自分の持ち味でもある脚力をしっかりとアピールして、1年目から支配下選手になれるように頑張ります!」と抱負を述べた。

 縞田スカウトは「特に足が魅力で、50メートル5秒8を誇る。身体能力が非常に高く、走攻守3拍子がそろっている将来性豊かな外野手」と評価している。会見が行われた宮崎観光ホテルは春季キャンプの1軍の宿舎として使われており、今度は1軍の支配下選手として同ホテルに凱旋したいところだ。

 また育成7巡目で指名した仙台大の佐藤優悟外野手も、宮城県仙台市内のホテルで仮契約を結んだ。
背番号は「007」。

 上村和裕スカウトとともに会見に臨んだ佐藤は「仮契約を終えて、プロとしての自覚がよりいっそう強くなりました。オリックスは寮の設備など、野球に集中できる環境が整っているので、今からとても楽しみにしています。1日も早く支配下選手になって、走攻守でファンのみなさまに楽しんでいただけるような選手になりたいと思います。将来的にはトリプルスリーを達成できるように頑張ります!」とアピールしている。

 上村スカウトは「身体能力が高く、三拍子そろった好素材。
逆方向にも長打が打てるパンチ力が持ち味の選手」としており、育成からのトリプルスリーが誕生するか期待したい。

(どら増田)