アカデミー賞2作を含むプログラム「フレデリック・バックの映画」に追加上映会決定!

アカデミー賞2作を含むプログラム「フレデリック・バックの映画」に追加上映会決定!

 高畑勲、宮崎駿はじめ世界のアニメーション作家に影響を与えたカナダのフレデリック・バック。そのフレデリック・バックが監督、脚本、原画を手がけた短編アニメーション映画4作品を公開するプログラム「フレデリック・バックの映画」が現在、東京・千代田区の神保町シアターで上映されている(10月2日まで)。7月16日の最終回上映後には、プログラムには入っていない5作品も特別上映され、満席の観客を魅了した。

 「フレデリック・バックの映画」のプログラム内容は、アカデミー賞短編アニメーション部門受賞の2作品『木を植えた男』(1987)『クラック!』(81)と、同ノミネートの2作品『大いなる河の流れ』(93)『トゥ・リアン』(78)。特別上映の5作品は、『アブラカダブラ』(70)『神様イノンと火の物語』(72)『鳥の誕生』(72)『イリュージョン?』(75)『タラタタ』(77)。上映時間は『タラタタ』の約8分から、最長で『木を植えた男』の30分。

 ポスターに絵柄が採用されている『木を植えた男』は、息子と妻を病気らで亡くした男が荒れ地にドングリを植え続ける物語。無口な男は二つの大戦の間も信念を貫き、男の終えんが語られる場面は、人間の尊厳を考えさせる。『神様イノンと火の物語』は、自然と人間が原初の関係を結んでいたころの様子を彷彿させる。

 どれも個性的な短編ばかりだが、9作品から感じるのは、物語の描き方の違いだ。生態系を素材とする『大いなる河の流れ』と、ロッキングチェアの運命を辿る『クラック!』は、共に現代文明への批判や疑問が伝わってくる。しかし、前者は直接的に語られ、原子力発電所も登場する後者はユーモアで味付けされている。それぞれの作品の個性を見比べるのも、「フレデリック・バックの映画」の楽しみ方の一つだろう。

 「フレデリック・バックの映画」が公開されている神保町シアターでは、現在、ロビーに、ロッキングチェアが展示されている。これは、『クラック!』の中に描かれたロッキングチェアを再現したもので、もう一つ、映画公開と同会期の「フレデリック・バック展」(東京都現代美術館)でも見ることができる。

 公開中の4作品のあとに5作品を公開する「フレデリック・バックの短編」追加上映会は、8月6日(土)と13日(土)にも実施されることが、神保町シアターより発表された。(竹内みちまろ)

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