宮崎駿曰く、「iナントカ」〜ジブリ・オフィシャルアプリが登場!?

 スタジオジブリ最新作・米林宏昌監督の『借りぐらしのアリエッティ』が絶賛公開中。前売り券の売り上げだけでも前作の『ポニョ』の三倍に相当するといい、公開前から快進撃を遂げている。と、同時にIT分野でもツイッターやブログで話題=騒ぎになっている一件がある。

 宮崎駿の「痛烈iPad批判」である。スタジオジブリ発行の小冊子『熱風』2010年7月号ではiPadを特集、コラムの中で宮崎監督は辛口コメントを連発している。
 参考リンクにも記したニュースの表題のとおり、「iPadは自慰行為そのもの」、「iナントカじゃ大切なものは手に入らない」とバッサリ。宮崎監督らしいと言えばらしい、“現代人へのありがたいお説教”といったところだろうか。
 iPadへの批判と合わせ、宮崎監督は熱く語る。

 『あなたの人権を無視するようですが、あなたには調べられません。なぜなら、安宅型軍船の雰囲気や、そこで汗まみれに櫓(やぐら)を押し続ける男達への感心も共感もあなたは無縁だからです。世界に対して、自分で出かけていって想像力を注ぎ込むことをしないで、上前だけをはねる道具としてiナントカを握りしめ、さすっているだけだからです。
 一刻も早くiナントカを手に入れて、全能感を手に入れたがっている人は、おそらく沢山いるでしょう。あのね、六〇年代にラジカセ(でっかいものです)にとびついて、何処へ行くにも誇らしげにぶらさげている人達がいました。今は年金受給者になっているでしょうが、その人達とあなたは同じです。新製品にとびついて、手に入れると得意になるただの消費者にすぎません。
 あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい。』
(『熱風』2010年7号より)

 ところが、『アリエッティ』の公開に合わせて、iPhone&iPadに対応したジブリオフィシャルの『アリエッティ』パズルゲームアプリケーションが現れたのである。これには、兼ねてよりこの宮崎監督のコメントに反感を抱いたiPadユーザーを中心に非難轟々。一般のユーザーからも見事なまでにネタにされ、「あれだけ叩いておいて、これは何だ?」と苦笑交じりのコメントやつぶやきが飛び交っている。
 このアプリケーション、価格は無料で宣伝と合わせた相乗効果を狙った意味合いのあるものなのであろうが、確かに宮崎監督のコメントを読んだ後に「ジブリオフィシャルアプリ」を目にすると正直、筆者も複雑な気分である。
(『借りぐらしのアリエッティ』は全国東宝系にてロードショー中)

●宮崎駿「iPadは自慰行為そのもの」 「iナントカじゃ大切なものは手に入らない」
http://www.j-cast.com/2010/07/13070985.html
●スタジオジブリ出版部『熱風』2010年7号
http://www.ghibli.jp/shuppan/np.html
●アリエッティのお庭パズル for iPhone, iPod touch, and iPad on the iTunes App Store http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewSoftware?id=381489542&
mt=8&ign-mpt=uo%3D6

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2010年7月20日の社会記事

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