同センターによると、1999年~2010年までの10年間に64件もの危害・危険情報が寄せられているとのこと。ケガをした赤ちゃんの年齢をみると、0歳が全体の半数以上を占めており、0歳3カ月から0歳8カ月に多くみられた。危害内容としては、「打撲傷・挫傷」が大半であったが、窒息や転落、脱臼などの事例もあるという。米国やカナダでもスリングの使用による死亡事故が発生しており、2010/03/12にCPSC(米国消費者製品安全委員会)が、4カ月未満の赤ちゃんにスリングを使う場合の窒息の危険性について警告情報を発信。また同日、Health Canada(カナダ保健省)もスリング等を使用する際の転落や窒息事故に関し、注意喚起を行った。
同センターは、スリングや抱っこひもを使用する際の注意点として、赤ちゃんの体の向きに配慮し、気道をふさぐような体勢にならないよう注意しながら使用することや、首が据わるまでは背当て、頭当てがあるものを選ぶことなどをあげている。(R+編集部)
【発 表 日】2010/03/26
【企 業 名】独立行政法人国民生活センター
【キーワード】子守帯、窒息、死亡事故、事故、けが、怪我、ケガ、負傷
【 ジャンル 】ベビー用品
【 関連情報 】
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20100326_1.html
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