(1)5速自動マニュアルトランスミッションのトランスミッションフロントケースの形状が不適切であり及びクラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがある。
(2)5速自動マニュアルトランスミッションのギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがある。そのため、変速が繰り返し行われると、アンチローテーションピンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となる恐れがある。
(3)5速自動マニュアルトランスミッションの変速を行うための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがある。そのため、変速が繰り返し行われると、セレクトピストンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となる恐れがある。
(4)5速自動マニュアルトランスミッションのクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズフォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがある。
(5)四輪駆動仕様車の5速自動マニュアルトランスミッションを制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがある。そのため、走行振動等により、ワイヤハーネスが損傷し、最悪の場合、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなる恐れがある。
(6)5速自動マニュアルトランスミッションのセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがある。そのため、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となる恐れがある。
(R+編集部)
【発 表 日】2018/11/01
【企 業 名】三菱自動車工業株式会社
【キーワード】三菱、三菱自動車、変速機、AGS、変速不能、走行不能、国土交通省、国交省
【 ジャンル 】自動車
【 関連情報 】
http://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/displayselect.d...
http://www.mlit.go.jp/common/001259505.pdf
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