
多くの国と国境を接する中国にとって、国境画定交渉は長年の懸案。1960年代にはミャンマー、ネパール、モンゴル、パキスタン、アフガニスタンとの交渉を終えた。90年代にはさらにラオス、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ベトナムとの国境画定に成功した。2004年には黒瞎子島(ロシア名は大ウスリー島)などロシアとの問題もすべて解決。残る問題はブータン、インドの2か国のみとなっている。
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陸上の国境問題解決が進む一方で、中国は海上防衛にも力を入れている。1994年以来、47億元(約624億円)を当時、防衛設備の追加、改修に努めてきた。沿海地区に設置された海防コントロールセンターは100を超え、700以上の監視カメラ、レーダーシステムが配備されている。(翻訳・編集/KT)
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