<遠藤誉が斬る>キッシンジャー、「中国防空識別圏」を黙認?――「日本は尖閣諸島を盗み取った」と語る

<遠藤誉が斬る>キッシンジャー、「中国防空識別圏」を黙認?――「日本は尖閣諸島を盗み取った」と語る
中国の中央テレビ局CCTVは「キッシンジャー、釣魚島紛争問題に関して語る」と題して報道。キッシンジャー米元大統領補佐官は「中国が設定した防空識別圏に関して、私は特定の立場には立たない」と事実上の黙認発言をした。写真は日米中3首脳と中国防空識別圏。(Record China)
◆キッシンジャーの常軌を逸した発言

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2013年12月5日、中国の中央テレビ局CCTVは「キッシンジャー、釣魚島紛争問題に関して語る」と題した数分間に及ぶニュースを報道した(釣魚島は尖閣諸島のこと)。キッシンジャー(90歳、元米大統領補佐官・国務長官)は「中国が設定した防空識別圏に関して、私は特定の立場には立たない。なぜなら世界44カ国が同様の防空識別圏を設けているという事実を忘れてはならない」(概略)と、事実上の黙認発言をした。

続けてCCTVのナレーターによるものだが、キッシンジャーは概ね次のように語ったという。
(1)1895年に日本は中国から釣魚島を盗み取った。
(2)第二次世界大戦後、中日両国はそれぞれ、釣魚島は自国の領土だと主張した。しかし米中はまだ外交関係を築いていなかったので、アメリカは「釣魚島の領有権問題は“棚上げ”にしておけ」と提議していた。
(3)にもかかわらず日本が釣魚島を国有化してしまったので、今日の日中両国間の摩擦を招いている。

ニュースはランチミーティングのような画面を流していたので、英文情報で検索してみたところ、これは現地時間12月4日にワシントンで開かれたThe Asia Pivot(アジア要点)ランチミーティングにおける発言だったことが判明。
キッシンジャーのあまりに常軌を逸した発言に、筆者は釘付けとなった。

周知の如く、1884年、実業家の古賀辰四郎の申請を受けて、1885年に明治政府が尖閣諸島の現地調査に入っている。すると清国の「申報」という新聞が1885年9月6日に、尖閣諸島に関する日本側の動きを報道(拙著『チャイナ・ギャップ噛み合わない日中の歯車』p169参照)。にもかかわらず、日本が尖閣諸島を沖縄県に編入することを閣議決定した1895年1月14日までの10年間もの長きにわたって、清王朝(光緒帝、実権は西太后)は何一つ文句を言ってこなかった。

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