世界初のサイボーグ型介護医療ロボットを実用化、高齢化社会に光明=「日本のジョブズ」の呼び声も―筑波大発ベンチャー「サイバーダイン」社長

医療用HALは体に装着して歩行機能を高める装置である。人間の脳、脊髄、運動神経を通して筋肉に伝わる生体電位信号を読み取り、装着者の意思に従って動く。HALと人体が一体的に動作し、「歩けた」という感覚を脳にフィードバックすることで、脳・神経・筋系の機能改善ループを促す。

◆欧米日で「医療機器」認証

当初ロボットスーツ「HAL」を医療介護分野で承認を得るための機関がなく、参照する情報も少なかった。革新技術を社会の中で活用しようとすると、様々な調整が必要となる。欧州、米国、日本それぞれの国で制度が違う。薬と同じように、進行性の神経性疾患に対し効果があることが認められた。

実用化に際しては、多くのプロセスを経て、イノベーションにつながる。脳、運動神経、脊髄から脳神経系の情報を取りだして、ロボットの中で整えなおして、もう一度人間に戻すことによって、技術的な成果が得られた。

HALは、欧州連合(EU)で医療機器としての認証を既に取得、ドイツでは14年8月からHALを利用した機能改善治療に対して公的な労災保険の適用が始まり、子会社が治療サービスを行っている。米国や日本でも認証された。再生医療分野への応用も可能で、京都大学の山中伸弥教授らとも連携している。政府の支援も得て、筑波研究学園都市に「特区センター」、福島県に製造工場を建設する計画だ。HALは人の福祉・幸福のために開発されたものであり、海外から軍事利用の話があったが、全て断った。(八牧浩行)

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