<直言!日本と世界の未来>新産業の出現と戦略的アライアンス―M&Aの成否がカギ

<直言!日本と世界の未来>新産業の出現と戦略的アライアンス―M&Aの成否がカギ
昨今の企業に求められる経営改革課題の一つとして、いかにして戦略的にアライアンス(提携)を行うかということがある。(Record China)
ご承知の通り、今資本市場のみならず、労働市場、技術市場、情報市場がクローバルに進展しつつあり、これまでのように何もかも自社内で調達するフルバッケージ型の経営から、ヒト・モノ・カネ・技術・情報といった経営資源を世界市場の中から最も有利なものを調達し、効率の良い経営を目指していく時代に入っている。

企業そのものの拠点さえも世界規模で最適地を選択し、世界的な業務提携、合弁契約、M&A(合併・買収)などの戦略的アライアンスによって、短期間で一足飛びに新分野への展開を切り開く経営戦略も顕著になりつつある。

言い換えれば、今や事業あるいは企業自体も一つの「商品」として戦略的に離合集散を進めることも視野に入れて、新時代に向けて新たな構造改革を進めるべき時にきていると言える。

また、戦略的アライアンスが重要になってきているもう一つの背景には、今大変大きな産業構造の変化が起こっているという事実がある。その産業構造の変化に合わせて、どう対応していくかということを考えていかないと企業の存続は難しい時代である。

これまでの産業は、鉄鋼、非鉄金属、窯業、機械、精密機械、電子・電機など、物理的に作り出すモノの種類によって、様々な業種に分かれていた。しかし、今変わりつつある新しい産業というものは、物理的な意味での分類から、対象とする市場、つまりマーケットにいかに貢献できるかといった切り口での産業の分類が進みつつある。

例えば、AI(人工知能)産業、ロボット産業、シルバー産業、ヘルスケア産業、環境産業(エコビジネス)、快適空間創造産業、リサイクル(資源循環型)産業、癒し産業―といった従来とは全く異なった産業の型が生まれてきている。

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