<直言!日本と世界の未来>年末年始のテレビ番組で思ったこと=大宅壮一の「一億総白痴化」論を想起=立石信雄オムロン元会長

<直言!日本と世界の未来>年末年始のテレビ番組で思ったこと=大宅壮一の「一億総白痴化」論を想起=立石信雄オムロン元会長
年末年始はテレビに接する機会が多い。すぐれた教養・歴史・芸術番組も多く、じっくり堪能したが、お笑い芸人が登場し、たわいない会話を繰り返すシーンも多かったように思う。(Record China)
年末年始はテレビに接する機会が多い。すぐれた教養・歴史・芸術番組も多く、じっくり堪能したが、お笑い芸人が登場し、たわいない会話を繰り返すシーンも多かったように思う。

中には目を覆いたくなるようなものもあった。大阪の豪遊をテーマとした番組。通称キャバクラでシャンパングラスを富士山をまねて積み上げて、その上から最高級のシャンパンを水のように流し込み、その模様をホステスがSNSで流し、興味を持ったお客が入店。2晩で1億円を水揚げたという。奢侈を煽るような内容で、バブル全盛時代の狂乱を彷彿とさせた。悲しく、すぐにチャンネルを変えた。

インターネットの普及に伴って、ソーシャルメディアがメディアの一つとして存在感を増している。企業の広告もインターネットに移行する部分も増えているという。番組制作費も減ってきているのが現状とのこと。こうした中で、「テレビは視聴率次第」とはいうものの、過度に視聴率を優先する風潮がありはしないか。そうなると勢い、視聴者受けのする過激な内容にならざるを得なくなると危惧する。

当然これら番組にはスポンサーがついているが、コマーシャルに出てくる商品が、いかに立派なものであっても、番組の内容によって、視聴者に、スポンサーの品位や信頼性まで疑われることにも留意する必要があるのではなかろうか。

かつて社会評論家の大宅壮一が「一億総白痴化」と表現、流行語となった。「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させてしまう」という意味合いの言葉だった。その後、テレビ業界関係者の努力で番組の質が向上、この言葉は「死語」になったと思っていたが、この言葉を想起せざるを得なかった。...続きを読む

あわせて読みたい

レコードチャイナの記事をもっと見る 2018年1月14日の中国記事

新着トピックス

中国ニュースアクセスランキング

中国ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

中国の政治、経済、外交、事件などをお届け中。