私に光と希望をくれた「日本人」の先生に、面と向かって感謝できない理由―中国人学生

私に光と希望をくれた「日本人」の先生に、面と向かって感謝できない理由―中国人学生
中国人民大学で日本語を学ぶ金昭延さんが出会ったのは少し意外な人だったようだ。資料写真。(Record China)
自分を変えた出会いは誰しもが持っているだろう。しかし、中国人民大学で日本語を学ぶ金昭延さんが出会ったのは少し意外な人だったようだ。以下は金さんの作文。

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大学2年生になる前の夏休み、ある先生に出会って、私は変わり始めた。村内先生、私に光と希望をくれた先生である。

以前の私はずっと一人ぼっちだった。「ねぇねぇ、あの子ってさ、勉強ばっかりしてんじゃない?『ある意味で』すごいね」「あれじゃ、本の虫だよ」。中学の時からよく言われた言葉だ。そう、私は勉強しかしていなかった。子どもの頃から入試に追われ、両親にも先生にも「今、勉強しなければ将来困るぞ」「とにかく今は勉強に集中しろ」などと言われ、苦しんでいた。

もちろん、私だってテストでいい点数を取るだけの勉強マシーンになりたかったわけではない。でも、子どもの私は大人のプレッシャーには勝てなかった。気がつけば私は、流行には全然関心がなくなり、周りの人にどう話しかけたらいいのかも分からなくなっていた。大学に入ってからも、周りからの印象はただ「冷たい」だけ。皆の輪に入りたいのに、どうしてできないんだろう。もう嫌だ。そんな自己嫌悪に陥るのを避けるために、さらに勉強に取り組んだ。勉強は努力すればそれなりの成果が出て、絶対裏切らない。だから安心できたのだ。名門大学に合格した代償に、私は寂しくておかしくなってしまいそうだった。

そんな私を救ってくださったのは村内先生だった。吃音持ちの村内先生は、つっかえつっかえに、こうおっしゃった。「先生は、一人ぼっちの、子の、そばにいる、もう一人の、一人ぼっちになりたいんだ。だから、先生は、先生をやってるんだ」「一人ぼっちが二人いれば、それはもう、一人ぼっちじゃないんじゃないか」。先生は難しい言葉など使わなかった。道理も説かなかった。ただ、目の前にいる一人ぼっちを励ますために必死に言葉を紡いでくださった。その真摯な姿に私は感動した。...続きを読む

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