<羅針盤>海外での「安全・安心」に万全を!今でも冷や汗「九死に一生」体験―立石信雄オムロン元会長

<羅針盤>海外での「安全・安心」に万全を!今でも冷や汗「九死に一生」体験―立石信雄オムロン元会長
海外で日本の駐在員や出張者が交通事故や事件に遭遇し、死傷するケースが後を絶たない。この種のニュースを見聞きするたびにいたたまれなくなる。私もかつて海外の取引先開拓のため諸国を飛び回ったが、今でも生きているのが不思議に思えることも多い。。(Record China)
海外で日本の駐在員や出張者が交通事故や事件に遭遇し、死傷するケースが後を絶たない。この種のニュースを見聞きするたびにいたたまれなくなる。

私もかつて海外の取引先開拓のため諸国を飛び回っていた。すると多くの経験
をする。今でも生きているのが不思議に思えることも多い。

フランクフルト空港で着地と同時にパンク。ジグザグしながらやっとストップ。滑走路に蛇行したカーブの跡。ロンドンーパリ間では雷に打たれ「ドカン」という凄い音。着陸して機外に出ると先端のカバーが無く、計器類がまる見えだった。

シカゴの一流ホテルでは眠っている間に盗みに入られて金銭をそっくり取られた。出迎えの社員の運転で、アメリカのハイウエーを逆進入するや否や、前方から大型トレーラーが迫ってくる。ああこれ運も実力のうちでこの世ともおさらばという瞬間、見事にかわしてくれ、一命をとりとめた。慌てて車を路肩に止め、タイヤから煙をはきながら蛇行して遠ざかる姿に手を合わせて感謝。一瞬垣間見た運転手の凄い形相が今でも瞼に焼き付いている。等々枚挙にいとまがない。

米国へ本格的な進出をしたころ、シカゴ・シアーズタワーの53階にオフィスを構えていた。シアーズタワーは高さ500メートル、113階建ての当時世界一の高さを誇っていたビルで、部屋はちょうどその中間にあたる。

夜遅くまで仕事をしていると静寂そのもの。こういう時にホールにあるトイレに座っていると、「キリキリキリ。キリキリキリ」とビルの軋む音がする。ミシガン湖からの強烈な風に煽られて一生懸命こらえているのであろう。その音がまるでビルの泣き声に聞こえ、不気味たった。...続きを読む

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