<韓国政治の真相>「左派=親北・反米・反日」「李明博氏逮捕=政治報復」は本当か?

「李明博氏逮捕は政治報復」という捉え方は短絡的である。「『韓国左派=進歩派』は親北・反米・反日」日本の報道も同じである。国際関係では、「対北朝鮮・強硬、対米重視」は保守、「対北宥和、対米独立」は進歩との見方が一般的だが、そうではない。

文在寅大統領は昨年5月の就任以来、民主化後もなお残る「積弊の清算」を最大の国政課題として掲げている。朴槿恵・李明博両氏の逮捕はその一環である。

韓国民の間でも支持政党によって見方に差があるものの、罪を犯せば誰でもそれ相当に裁かれるという「法の下の平等」がようやく実現されつつあるという評価で一致している。従来、「有銭無罪、無銭有罪(金があれば無罪、なければ有罪)」と揶揄されたが、検察や裁判所のあり方には国家に対する国民の信頼がかかっている。

こうした「本来あるべき姿」と「実際に起きたこと」との決して埋まらない落差に対する諸々の感情が「恨(ハン)」である。そこで、せめて事後的にもその落差を「正そう」とするのが「過去の清算」である。韓国国民の間では高齢者ほど保守と進歩の間で「争点の位置」の差が大きいが、特に若者を中心とした全体を見ると、あまり差はない。世代内ではイデオロギー対立が収斂しつつある一方、世代間断絶傾向が見られる。

文大統領は「機会は平等でなければならず、結果は正義に見合ったものでなければならない」と語っている。高い政権支持率を見ると、この考え方が支持されているようだ。(八牧浩行)

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