バス車内でパワーパック爆発=かばん炸裂・炎が噴出、乗客騒然・飛び交う怒号―広東省広州市

バス車内でパワーパック爆発=かばん炸裂・炎が噴出、乗客騒然・飛び交う怒号―広東省広州市
広東省広州市内を走るバス内で、乗客が持っていた携帯電話用のモバイルパワーパックが爆発した。中国では携帯電話用の電池やモバイルパワーパックの爆発が多発している。交通機関内での事故もしばしば伝えられている。(Record China)
ありふれたバス車内の風景だった。隣あわせに座る若い男性2人が談笑している。何の予兆もなく、通路側の男性のバッグが炸裂した。大きな炎のかたまりが出現した。中に入れていた携帯電話用のモバイルパワーパックの爆発だった。「火事だ!」――。怒号が飛び交い始めた。黒煙と刺激臭が立ち込めた。車内は騒然とした。中国メディアの看看新聞などが伝えた。

広東省広州市内を運行する551線の路線バスの車内、5月30日午後8時40分ごろだった。監視カメラがの映像によると、乗客はそれほど多くなく、空き席がちらほらあった。男性はバッグを肩から体の前にかけて座り、隣席の男性と談笑していた。通路を隔てた横の座席では、わずかに年配に見える男性がスマートフォンを操作している。

通路側に座る若い男性が突然、体をねじるような動きを示した。バック内のモバイルパワーパックが爆発した衝撃を感じたらしい。次の瞬間、男性のバックが炸裂して炎のかたまりを噴出した。バッグを持っていた男性以外は、まだ反応していない。炎は天井まで達した。周囲の乗客はようやく、異変に気づいた。驚いた表情で炎の方向を見て、反対の方向に体をよじった。

爆発の「当事者」になった男性は、バッグを床に投げ捨てて、着衣に移った炎をもみ消した。車内には煙が立ち込めた。刺激臭が充満した。「火事だ!」「何とかしてくれ!」と怒号が飛び交った。運転士は異変に気付くとただちに停車。車掌がドアを開けた。持ち主の男性が燃えるバッグを床から拾い上げ、ドアから外に捨ようとした。上手くいかず乗車用のステップに落ちた。車掌がバッグを車外に蹴落とした。車掌によると、普段から行っている緊急時用訓練で対処法を学んでいたので、被害の拡大を防げたという。同爆発で死傷者は出なかった。

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