未明に突然の大雨、山間部の幹部が住人1200人超を叩き起こして避難させる、20分後に鉄砲水―四川省

未明に突然の大雨、山間部の幹部が住人1200人超を叩き起こして避難させる、20分後に鉄砲水―四川省
四川省凉山州イ族自治州布施県地洛郷が29日未明、豪雨が引き金になった山崩れの被害を受けた。しかし、集落幹部の判断で住人を迅速に避難させたことで人的被害は出なかった。避難完了から20分後に集落を濁流が襲ったという。(Record China)
四川省凉山州イ族自治州布施県地洛郷の共産党委員会のアクルズ書記は29日午前2時40分ごろ、急に雷鳴を伴う強い雨が降り出したことに気づいた。目の前の道路にはたちまち、泥水が流れ始めた。山間部の集落で、大雨に伴う土砂災害の恐ろしさはよく知っている。アクルズ書記はただちに、危険区域にある217世帯の住人、1276人を緊急避難させる決断をした。

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まず、他の地元幹部、診療所の医療スタッフ、警察官など十数人に招集をかけた。全員が、ハンドスピーカーを手に各世帯を回り、扉を叩いて避難するよう呼びかけた。時間帯が時間帯だけに、住人の多くは突然の大雨に気づかず眠っていたという。

しかし住人の反応は速かった。次から次に自宅から出てきた。これには理由がある。四川省の山間部は土砂災害の多発地帯だ。山崩れにより集落が全滅してしまうような事態が発生することもある。地洛郷も、豪雨に見舞われた際には「山崩れや鉄砲水が発生することを覚悟せねばならない地域」と見なされている。そのため、普段から避難訓練を実施していた。異変に先に気づいた住人が、隣家の住人に避難を呼びかける状況も、随所で見られたという。

避難対象区域の217世帯、1276人の住人の大部分が十数分後には避難場所に指定されている郷政府建物前の広場への移動を終えた。アクルズ書記は泥水が流れる集落の道路で、住人の誘導を続けた。

家から外に出た住人は雨の激しさに改めて驚いたという。「天の底が抜けたのではないかと思えるほど、すごい降り方だった」と説明する住人もいる。

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