上海で「世界最低の高級ホテル」がオープン、新しいランドマークとしても期待

上海で「世界最低の高級ホテル」がオープン、新しいランドマークとしても期待
上海市内で15日、「世界最低の高級ホテル」がオープンした。といってもホテルが露天掘りの廃坑の穴の底、海面下88メートルの「世界最低」の場所に建てられたのだという。写真は完成したホテル建物と、建設前、建設中の様子。(Record China)
上海市内で15日、「世界最低の高級ホテル」が開業を宣言した。といってもホテルそのものが悪いわけでない。注目されたのはその立地だ。露天掘りの廃坑跡に建設され、ホテルが建つ地面の標高は海面下88メートルで「世界最低」なのだという。同ホテルは10年前の2008年に計画が発表されてから注目されており、地元にとって新たなランドマークになると期待されている。中国メディアの浙江新聞などが報じた。

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不動産開発などを手掛ける世茂集団が、上海市郊外の観光地、余山国家旅游度仮区内に巨大な露天掘り鉱山跡の縦穴があることを知ったのは2006年だった。ホテル建設が決まり、08年には完成予想図を発表した。10年には完成とされていたが予定は大幅に遅れ、着工式が行われたのは2013年だった。

詳しい経緯は不明だが、ドバイのブルジュ・アル・アラブの設計にも携わった英国人のマーティン・ヨークマン氏が設計を担当したという。

建物は合計18階建てで、巨大縦穴の周辺の地面より上にあるのは2階分。周囲の地質構造の確認に始まり、消防、防水、耐震などの面、さらに工法についてもこれまでに例のない難題を解決する必要があった。特に、2008年の四川大震災では大規模ながけ崩れが発生したこともあり、縦穴の壁の耐震性については慎重に検討し、鋼材を用いた補強を行ったという。

同ホテルは上海世茂深坑酒店と命名された。地元のランドマークになると期待されているが、勇壮さを誇示するのではなく、周囲の自然と溶け合うランドマークという。(翻訳・編集/如月隼人)

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