<直言!日本と世界の未来>「一帯一路」がとりもつ“深い縁”=習近平主席の欧州訪問に注目=―立石信雄オムロン元会長

<直言!日本と世界の未来>「一帯一路」がとりもつ“深い縁”=習近平主席の欧州訪問に注目=―立石信雄オムロン元会長
中国とヨーロッパの急接近に注目せざるを得ない。習近平国家主席は3月下旬にヨーロッパ諸国を歴訪、イタリアでは「古代のシルクロードをよみがえらせ、各国の人民に利益をもたらしたい」と言い放った。写真は3月26日、中仏グローバル・ガバナンスフォーラムの閉幕式。(Record China)
目まぐるしく動く激動の世界情勢にあって、中国とヨーロッパの急接近に注目せざるを得ない。習近平国家主席は3月下旬にヨーロッパ諸国を歴訪、イタリアでは「古代のシルクロードをよみがえらせ、各国の人民に利益をもたらしたい」と言い放った。習氏が2013年に提唱した巨大経済圏構想「海と陸のシルクロード(一帯一路)」は中国と欧州を結んだ古代の交易路がモデルで、マルコポーロの時代にイタリアはその発着点だった。

米中経済摩擦が長期化する中で、中国は欧州への接近を強めている。習氏は昨年末にもポルトガルとスペインを訪ねているが、今年初めての外遊先もイタリア、モナコ、フランスと欧州3国となった。

中国・イタリアの一帯一路に関する覚書では自由貿易や多国間主義の重要性を確認し、港湾を含むインフラ整備やエネルギー分野などの協力で合意。協力には通信技術分野も含まれ、米中が対立する次世代通信システム「5G」の主導権争いで、中国を利することになりそうだ。米国は華為技術(ファーウェイ)製品の排除を欧州各国に要求しているが、ファーウェイは2000年から欧州で事業展開し、携帯端末や通信設備が浸透している。英国の情報当局はファーウェイの5G 参入について「リスクは管理可能」と分析。ドイツも5G周波数の入札に「特定企業を排除しない」方針を示している。

フランス公式訪問では保護貿易反対や気候変動対策などで連携を確認。中国が欧州航空機大手のエアバス300機を購入する大盤振る舞いを演出し、マクロン大統領から一帯一路に「注目し、重視する」との言質を引き出した。...続きを読む

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